病気・ケガ
猫の前房出血とは?猫の目が赤くなる?|ペットのいろは
ネコちゃんとのスキンシップなどの時間で異変に気がつくということも多いかと思いますが、特に目の異変などは最悪の場合には失明してしまう危険性があるものもありますので、症状に合わせて適切な処置を施すようにするようにすると良いでしょう。
ネコちゃんの眼球内で出血が起こる前房出血はショッキングな見た目であるとともに、失明する危険性がある病気の症状としてあらわれることもあります。
今回はネコちゃんの前房出血について、どのようなメカニズムで発症するのか、どのような病気の症状としてあらわれるのかということと、発症した際の症状にはどのようなものがあるのか、治療、予防にはどのような方法があるのかについてお伝えさせていただきます。
猫の前房出血はどのようなメカニズムで発症するの?前房出血の原因は?
前房出血は外傷が原因になるものと、目の病気が原因になるものの2つに大きく分けることができます。外傷が原因になっている場合に考えられるのは、猫同士のケンカ、交通事故や転落事故、木の枝や虫などの異物の混入です。目の病気などが原因になっている場合には、緑内障、網膜剥離、ブドウ膜炎などの病気の症状として前房出血があらわれているということも考えられます。
基本的には前房出血は時間の経過により、出血は消えていくのですが、なかなか出血が消えないという場合には視力が低下してしまうこともありますので、注意するようにしましょう。
前房出血自体には、痛みは殆ど無いことが多いのですが、目の病気などが原因になっている場合には激しい痛みを伴うということもあります。失明の危険性がある病気や命を落としてしまう危険性がある病気の特徴としては、なかなか出血が治まらない、何度も前房出血を繰り返すというものです。
万が一の際に備えて、前房出血がみられる際には早急に動物病院に連れて行くようにすると良いかもしれませんよ。
これらの原因以外にも、高血圧、血液の凝固障害などの目以外の病気が原因になっているということも考えられますので、何かおかしな様子がみられるようでしたら動物病院での詳細な検査を受けさせるようにすると良いでしょう。
猫に前房出血が起きた際にはどのような症状がみられるのかについて知りたい!
ネコちゃんに前房出血が起きた際に最初に飼い主さんが気づく変化といえば、やはり虹彩や角膜の中での出血です。出血の量によっては見逃してしまうということもありますので、注意してネコちゃんの目を見るようにすると良いかもしれません。その他にも、前房出血が起こった際には光が目に当たると、眩しさや痛みなどをネコちゃんが感じ、視力の低下や歩行困難と言った症状があらわれることもあります。
また、ブドウ膜炎や緑内障を発症した際には、激しい痛みを伴うようになり、目をしきりに気にするようになるとともに、失明の危険性もありますので、早期発見、早期治療を心がけるようにしてくださいね。
猫の前房出血はどのように治療を行なうのかについて教えて!
ネコちゃんの前房出血が何らかの病気が原因で発症したものでない場合には、前房出血は時間の経過で治癒することが多くなっています。出血が身体に吸収されるまでは数日間ですが、時間がかかる場合もあるので、定期的に動物病院に連れて行くようにすると安心かもしれません。
緑内障やブドウ膜炎などの基礎疾患が前房出血の原因になっている場合はそれらの病気の治療を優先します。基礎疾患が原因になっている場合には、一度前房出血が治まっても再発してしまう可能性がありますので、しっかりと治療を行なうようにしましょう。
猫の前房出血は場合によっては失明の危険性も?予防に努め、健康的な毎日を!
前房出血は原因によっては、失明してしまうかもしれない危険性がありますので、日々の生活の中から予防に努めるようにすると共に、早期発見、早期治療を行なうようにしましょう。
前房出血の予防法として、外傷などによるものについては、完全室内飼育を行なうことで防げますし、基礎疾患が原因になるものは定期的に動物病院での健康診断を受けさせるようにするとともに、食生活や生活習慣に注意するようにすると予防に役立つと思いますよ。
今回、お伝えさせていただきました情報がネコちゃんと飼い主さんの毎日をより良いものにする上で手助けになりますことを願っております。
- ペット保険をご検討の方へペット保険比較
お問い合わせはこちら【通話無料】募集代理店:アイ・エフ・クリエイト0120-616-400【受付時間】9:30~18:00(年末年始、日曜、祝日は除く)
この記事を書いた人
ペットのいろは編集者 皆様が安心してペットたちと過ごせるよう、有益な情報を発信してまいります。