病気・ケガ

犬の骨髄炎はどのような病気?原因や症状、治療法について

今回はワンちゃんの骨髄炎がどのような病気なのか、また原因や症状、治療法や予防法がどのようなものなのかということについてお伝えさせていただきます。

犬の骨髄炎はどのような病気?どのようなことが原因になり発症するの?

ワンちゃんの骨髄炎は痛みが伴う病気であり、骨の壊死などを引き起こしてしまうこともある病気ですので、できるだけ早期に発見、治療を行なうようにする必要があります。また、飼い主さんが病気についての知識を持っておくことで更に適切な処置を取ることができるかもしれませんよね。

そこで、飼い主さんが知りたいことと言えば、ワンちゃんの骨髄炎がどのような病気なのかということと、どのようなことが原因になるのかということではないでしょうか。

ワンちゃんの骨髄炎は骨の中にある骨髄と呼ばれる組織に病原菌が侵入してしまうことにより炎症が発生するという病気になっています。通常であれば、緻密骨と呼ばれる骨の外側にある組織によって病原菌などの侵入は防がれているのですが、骨に傷が付いているなどの場合には病原菌が侵入してしまい、骨髄炎を発症してしまうことになるのです。

骨髄炎を発症する原因になるものとしては、骨折などの外傷や母犬からへその緒を通じての病原菌の母子感染になっています。その他にも、歯周病や手術などによる細菌の侵入なども原因になっていますので、注意してあげましょう。

健康な状態であれば病原菌に感染しても、免疫系が働くことにより、骨髄炎の発症は抑えられるのですが、免疫力が落ちている場合には、病原菌の繁殖を抑制することができなくなることが原因になり、骨髄炎を発症してしまうこともありますので、注意が必要になります。ワンちゃんの骨髄炎の原因になる病原菌としては、ブドウ球菌が全体の50%程度と言われています。

犬が骨髄炎を発症した際にはどのような症状があらわれるようになるのかを教えて!

ワンちゃんが骨髄炎を発症した際には、発熱が起き、元気がなくぐったりとした様子を見せるようになるといった症状があらわれるようになるほか、患部に痛みが伴いますので、歩き方がおかしくなる、患部を触られることを嫌がるようになるといった症状が見られるようになりますので、それらの症状がみられる場合には、なるべく早いうちに動物病院に連れて行くようにし、適切な処置を受けさせるようにしてあげてくださいね。

犬の骨髄炎はどのように治療を行なうの?外科手術が必要になることもある?

ワンちゃんが骨髄炎を発症した際には、骨の壊死などもおこることもありますので、できるだけ早期に治療を行なうことが重要になります。

骨髄炎の治療は、内科的な投薬治療などと手術などを用いる外科治療に大きく分けることができます。

骨髄炎に対して、内科的な投薬治療を行なうという場合には骨髄炎を引き起こしている病原菌がどのようなものなのかということを特定し、それに対応している薬剤をワンちゃんに投与することがほとんどです。

また、骨髄炎の原因が骨折などにある場合には、骨髄炎を発症したことにより、壊死してしまった骨やインプラントなどが確認できる場合には外科手術によってそれらを除去するという外科的治療法が選択されることもありますので、骨髄炎を発症した際には早期に治療を行なうとともに、ワンちゃんの症状に合わせた適切な治療法を獣医さんと相談した上で決定するようにしてあげるようにしてくださいね。

犬の骨髄炎の予防法はどのようなものがあるの?

ワンちゃんの骨髄炎は、病原菌が骨の内部に侵入することにより、発症する病気ですので、病気の発症を未然に防ぐようにするということも飼い主さんがワンちゃんにしてあげられるサポートの1つと言えるでしょう。

骨髄炎の予防を行う上で最も重要な事は免疫力を低下させないということです。骨髄の内部に病原菌が侵入してしまった際にも、免疫力が良好な状態であれば、骨髄炎の発症は予防することができますので、日々の生活の中からワンちゃんにとってストレスになってしまうものなどをできるだけ減らし、良好な飼育環境を保つようにしてくださいね。

それに加えて、ワンちゃんが事故やケガなどで外傷や骨折などのケガをしないようにすることも骨髄炎の予防にも役にたちますので、そちらについても散歩や遊びの際には特に注意するようにしましょう。

犬の骨髄炎は治療を行わないと骨が壊死してしまうことも?

ワンちゃんの骨髄炎は、事故や骨折などによる外傷が原因で感染することもありますし、母子感染することもある病気になっており、最悪の場合には骨の壊死という症状を引き起こすこともありますので、何かおかしな様子が見られるようでしたらすぐに動物病院に連れて行くようにし、適切な処置を受けさせるようにするとワンちゃんが苦しむかもしれない時間を最小限に抑えることができるかもしれません。できるだけ、ワンちゃんの様子に毎日の生活の中から注意を払うようにするとともに、免疫力を落とさないように対策をするようにしましょう。

今回、お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの毎日をより良いものにする上でのお手伝いになりますことを願っております。

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