病気・ケガ
犬の水腎症とは?
ワンちゃんの病気には様々なものがありますが、そのような病気の中でも水腎症はチワワやダックスフンドなどの人気の高い小型犬に発症することが多いと言われていますので、それらの犬種のワンちゃんを飼っている飼い主さんは特に注意をした方が良いかもしれません。
そこで、今回はワンちゃんの水腎症の原因や発症のメカニズム、水腎症を発症した際にあらわれる症状、治療法や予防法などについてお伝えさせていただきます。
犬の水腎症の原因はどのようなものなの?発症するメカニズムについて教えて!
ワンちゃんの水腎症は、症状が全く現れないということも多く、病気が進行した後に発見するということも多くなっています。それを避けるためにも早期発見、早期治療や予防に努めるほうが良いのですが、「どのような病気かわからないのでどうすれば良いのかわからない…。」という飼い主さんもいらっしゃることだと思います。
飼い主さんが前もって、水腎症の原因や発症するメカニズムについての知識を持っておくようにすると、早期発見、早期治療にも役立ちますし、病気の予防に大きく役立つでしょう。
そこで、ここではワンちゃんの水腎症の原因や発症のメカニズムなどについてお伝えさせていただきます。
ワンちゃんの水腎症は尿を排出する尿管の通りが悪くなり、腎臓内に尿が溜まってしまい、腎臓が膨らんでしまうという病気です。水腎症には2つの種類があり、尿の流れが閉塞されたものと、血流障害により腎臓が部分的に萎縮してしまうというものに分かれているのです。
水腎症の原因は、尿路結石や腫瘍、炎症による腫れ、外傷などが多くなっています。尿路が閉塞されてしまいますと、2週間から6週間程度で水腎症を発症しますので、なにかおかしな様子が見られるようでしたらすぐに動物病院に連れて行くようにし、適切な処置を受けさせるようにしてくださいね。
その他にも、水腎症は先天的なことが原因になり発症するということもあり、先天的な奇形が水腎症を引き起こしてしまうこともあります。それに加えてチワワやダックスフンドなどの小型犬や短頭種のワンちゃんの場合には発症するということが多い病気になっていますので、注意してあげるようにしてくださいね。
犬が水腎症を発症した際にはどのような症状があらわれるのか教えて!
ワンちゃんが水腎症を発症した際には、急性腎不全や慢性腎不全などの深刻な病気を引き起こすということもありますので、早期発見、早期治療を心がけるようにした方が良いでしょう。
水腎症の早期発見、早期治療を行なうためには、水腎症を発症した際にあらわれる症状についての知識を飼い主さんが持っておくようにすることが役に立ちますが、水腎症は無症状であることもありますし、見逃してしまうような小さな症状しかあらわれないということもありますので、注意が必要になるのです。そのため、些細なことでも見逃さないようにして、病気が進行してしまう前に治療を行うようにしてくださいね。
ここでは、ワンちゃんの水腎症が引き起こす症状についてお伝えさせていただきます。
ワンちゃんが水腎症を発症した際には、腎機能の低下が引き起こされますので、それに伴う症状があらわれるようになるのです。具体的には、水を頻繁に飲むようになる、排尿の回数が増える、尿が濁るようになる、血尿が出る、腹部が腫れる、腹部に痛みが出るため、腹部を触られるのを嫌がるようになる、食欲がなくなるということが多くなっています。
無症状であることもありますので、ワンちゃんの様子に注意し、スキンシップや遊びなどの際に何かおかしな様子を見せていないか、排泄の有無や排泄物の状態などにも注意するようにしてくださいね。
犬の水腎症はどのように治療するの?水腎症の予防法にはどのようなものがある?
ワンちゃんの水腎症は進行してしまいますと、急性腎不全を引き起こすだけではなく、慢性腎不全を引き起こし、ワンちゃんの生活に苦しみを与えてしまうことになりますので、早期発見、早期治療を心がけるようにすると良いかもしれません。
水腎症という病気に対して不安をお抱えになられている飼い主さんは、「どのように水腎症を治療するの?予防法はあるの?」とお思いになられているのではないでしょうか?
水腎症の治療法や予防法について、飼い主さんがしっかりと知識を持っておくようにすると落ち着いて水腎症の対策をすることができるかもしれませんよね。
そこで、ここではワンちゃんの水腎症の治療法や予防法などについてお伝えさせていただきます。
ワンちゃんの水腎症の治療は、ほとんどの場合で腎臓を摘出するという治療がとられることが多くなっています。しかし、両方の腎臓が水腎症を発症しているという場合には、腎臓を摘出することができませんので、急性腎不全と同様の治療を行うこともあります。
また、水腎症が尿路結石などの他の病気によって引き起こされているという場合にはそれらの治療を行い、症状にあわせた対症療法がとられることもあります。
水腎症の治療で重要なことは急性腎不全や慢性腎不全に発展する前に治療を行うということです。そのため、日々の生活の中からワンちゃんの様子に注意するようにし、些細な変化も見逃さないようにして何かおかしなことがありましたらすぐに動物病院に連れて行くようにしてくださいね。
水腎症の予防は、尿路閉塞の原因となる尿路結石や膀胱炎などの病気を予防するということが重要になりますので、食べさせるドッグフードに気を使う、水分などをしっかりと取らせるようにする、運動をしっかりとさせる、身体を清潔な状態に保つなどの日常生活の中から飼い主さんができることをきちんとしてあげるようにしてあげましょう。それに加えて、スキンシップなどを取る際にお腹が腫れていないか、トイレシートの交換時に血尿や排泄の異常が出ていないかということを確認すると更に安心だと思いますよ。
犬の水腎症は恐ろしい病気!腎不全を引き起こす前にしっかりと治療を行いましょう!
ワンちゃんの水腎症は無症状で病気が進行することもあり、最悪の場合には腎不全を引き起こしてしまう恐ろしい病気になっています。そのため、早期発見、早期治療を心がけるようにすると安心でしょう。
日々の生活の中から水腎症の予防に努めると共に、何かおかしな様子が見られるようでしたらすぐに動物病院に連れて行き、適切な検査や処置を受けさせるようにしてくださいね。
今回、お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにするお手伝いになりますことを願っております。
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