病気・ケガ
猫の認知症について
認知症は発症してしまうと完治することはなく、投薬治療などで症状を抑えていくという治療法をとられることが多くなっています。
症状が進行する前に、適切な治療を行うようにすることでネコちゃんが苦しんでしまうかもしれない時間を減らすことができるのです。
そこで、今回はネコちゃんが認知症を発症してしまった時に見られる症状や、認知症の原因、どのような治療法をとり、どのような予防法があるのかということについてお伝えさせていただきます。
猫が認知症になってしまいやすくなる年齢は?
ネコちゃんはワンちゃんとは違い、認知症になりにくい動物とは言われていますが、高齢になるにつれて認知症になってしまうリスクは増加する傾向があります。
11歳以上のネコちゃんは認知症になってしまう可能性が高くなっているのですが、7歳以上で認知症を発症してしまうこともあるため、注意が必要です。
7歳を過ぎたネコちゃんは認知症以外にも、ガンなどの老化に伴い発症する確率が高くなる病気に気をつける必要があるため、定期的な健康診断を行なうようにし、早期発見・早期治療をすることができるようにするのが良いでしょう。
猫が認知症になってしまう原因はなに?
ネコちゃんが、なぜ、認知症になってしまうのかということについての原因は現在も完全には明らかになっていません。
現在、ネコちゃんが認知症になってしまう原因は加齢とストレスと言われています。
人間の認知症と同様にネコちゃんの脳細胞は、一度死滅してしまうと、二度と元に戻ることはありません。
老化が進むと、脳細胞は減少していってしまいますし、ストレスを多く感じていると、ネコちゃんの脳内に酸化物質が蓄積してしまい、認知症を更に進行させてしまうのです。
なぜ、認知症になってしまうのかということについては明らかにはなっていませんが、ストレスを強く感じていると認知症を発症してしまうリスクは増加する傾向があるということは間違いありません。
なるべく、ネコちゃんのストレスになってしまうかもしれないものを取り除いて健康的な生活ができるようにしてあげましょう。
ペット医療の発展も、近年は進んでいますので認知症が発症する原因が明らかになる日もそう遠くはないと思いますよ。
猫が認知症になってしまった際に見られる症状について教えて!
ネコちゃんが認知症を発症してしまった際に、治療を迅速に行なうことが重要になります。
早めに治療を行えば、症状の悪化を防ぐことができますのでネコちゃんが苦しんでしまうかもしれないものを減らすことができますよね。
早めの治療を行うためには、早い段階で飼い主さんが「認知症かもしれないな」と判断して、動物病院にネコちゃんを連れていくことが必要になります。
認知症の様々な症状を飼い主さんが知っておくことは、認知症の早期発見に必ず役に立つことでしょう。
ここでは、ネコちゃんが認知症になってしまった際に見られる症状についてお伝えさせていただきます。
ネコちゃんが認知症になってしまった際の症状として、最も多いものと言えば、同じ場所を回るようにうろうろするというものではないでしょうか。
その他にも、トイレを失敗する、自分の名前や、飼い主さんの顔を認識できなくなる、食欲がなくなる、遊びやおもちゃについての興味を失うという症状も現れます。
これらの認知症の症状は、少しずつ現れるようになり、治療を行わないでいると複数の症状が悪化していきます。
早期発見をすることで症状が増えていく前に治療することができるため、ネコちゃんの様子を毎日注意深く観察してあげてくださいね。
猫が認知症になってしまった場合にはどのような治療法があるの?
ネコちゃんの認知症は、早期に発見し治療を行うことで、症状が進行してしまうことを防ぐことができます。
認知症の治療について「どのような治療が行われるの?」という疑問をお持ちになられている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
大切なパートナーであるネコちゃんがどのように認知症の治療を行うのかということについて、きちんと把握しておくことも大切なことですよね。
ここでは、ネコちゃんが認知症になってしまった際にとられる治療法について、飼い主のみなさんにお伝えさせていただきます。
ネコちゃんが認知症になってしまった際には、認知症は完治することがない病気ですので、病気の進行を抑え、症状を緩和することに重点が置かれます。
薬物投与を行い、認知症の症状を抑える、ストレスを与えないようにするというのがネコちゃんの認知症の治療を行う際に最も一般的なものでしょう。
それ以外にも、抗酸化物質を含んだエサをネコちゃんに与えるようにすることも、効果があるのではないかと考えられているようです。
ネコちゃんが、認知症になってしまった際に、進行を抑える上で最も効果的なものといえば、ネコちゃんが暮らしやすい生活を送ることができるようにしてあげるということです。
ネコちゃんのストレスを減らすために、無理やり撫でたりしない、粗相をしても叱らないというようなネコちゃんが最も暮らしやすい環境を作ってあげることも認知症の治療法と言っても良いでしょう。
猫が認知症にならないように飼い主さんがしてあげられることは?
ネコちゃんの認知症は一度発症してしまいますと、完治することはなく、適切な治療法を取らなければ徐々に悪化してしまうため、飼い主さんが日々の生活の中から、ネコちゃんが認知症にならないように気をつけてあげる必要があります。
「ネコちゃんの認知症を予防する上でどのようなことをしてあげれば良いの?」という疑問をお持ちの飼い主さんのために、ここでは認知症を予防する上で必要になることについて、お伝えさせていただきます。
ネコちゃんの認知症を予防する上で最も重要な事は、ネコちゃんが感じるストレスを最小限にするということです。
ストレスを強く感じているネコちゃんは脳内での抗酸化物質の蓄積を促進してしまうため、認知症になるリスクを高めてしまいます。
ストレスを与えないようにネコちゃんに生活をさせることができれば、抗酸化物質の蓄積を遅らせることができるため、ストレスを感じている場合に比べると認知症の発症を遅らせたり、予防をすることができるのです。
また、ネコちゃんに刺激を与えることも、認知症の予防をする上では役にたつでしょう。
毎日同じような生活をしているとネコちゃんが認知症になってしまう可能性が増加します。
スキンシップをなるべく取るようにする、たまに缶詰などの良いエサを与える、きちんと遊ぶようにするということがネコちゃんに取っては大きな刺激になります。
ネコちゃんの毎日が単調なものにならないように飼い主さんが日々の生活の中から気をつけてあげることも認知症の予防をする上では必要なことですので、忘れないようにしてくださいね。
ネコちゃんが認知症になっても、悲観することはありません!
ネコちゃんが認知症になってしまったからといって、悲観することはありません。
完治することがない病気ではありますが、日々の生活の中から様々な変化に気づき、早期発見・早期治療を行なうことができれば普段と変わらない生活をおくることができるのです。
ネコちゃんの毎日をより良いものにしようと飼い主さんが、いろいろな工夫をすることで認知症の発症を防いだり、遅らせることもできますのでネコちゃんときちんとコミュニケーションを取るようにしてくださいね。
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