「犬の逆さまつげ」原因や症状、予防法について

ワンちゃんの身体にあらわれる異変にはさまざまなものがあり、そのどれもがワンちゃんが健康的な毎日を送る上では悪影響を及ぼしてしまうものですので、早期発見、早期治療を心がけることが大切です。

その中でも、逆さまつげは一見、ワンちゃんの身体には悪影響を与えない病気であるとイメージをお持ちになられている飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、大事な器官である目に影響を及ぼしてしまう病気ですので、しっかりと治療や対策を行なうようにしましょう。

今回は、ワンちゃんの逆さまつげの原因、引き起こす症状、治療法や予防法、逆さまつげの医療費やペット保険の必要性についてお伝えいたします。

犬の逆さまつげはどのようなことが原因になり発症するのかを教えて！

ワンちゃんの逆さまつげはさまざまな症状を引き起こし、ワンちゃんの健康的な生活に悪影響を及ぼしてしまうものになっていますので、早期発見、早期治療を心がけるようにし、ワンちゃんの楽しい毎日を守ってあげることが重要になるのです。

その際には、飼い主さんがワンちゃんの逆さまつげはどのような病気なのか、原因についての知識を持っておくと、早期発見、早期治療だけでなく、日々の生活の中から原因になるものを対策することができますので、予防にも役立つことでしょう。

ここでは、ワンちゃんの逆さまつげはどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因をお伝えいたします。

犬の逆さまつげが発症する原因とは

ワンちゃんの逆さまつげは、本来なら眼球の外側に向かって生えるべきであるまつげが眼球に向かって生えてしまうという病気です。

まつげの生える場所は正しいのに、何らかの原因により、内側に向かってまつげが生えてしまう乱生まつげ、まつげが内側から生えてしまう重生まつげ、まつげがまぶたの内側から生えてしまう異所性まつげなどのものがあります。

乱生まつげの原因としましては、顔のしわなどにより眼球周辺の皮膚が余ることで、まつげの方向が変わってしまうものになっており、パグやシーズー、チャウチャウなどのワンちゃんに多いと言われています。

重生まつげや異所性まつげの原因は明らかになっておらず、遺伝などが原因ではないかと考えられています。重生まつげはアメリカンコッカースパニエルやイングリッシュコッカースパニエルなどのワンちゃんに多いと言われていますので、注意するようにしましょう。

犬の逆さまつげの症状とは

ここでは、逆さまつげがワンちゃんの身体に引き起こす症状にはどのようなものがあるのか、日常生活の中から注意したほうが良い症状についてお伝えいたします。

犬の逆さまつげの原因とは

逆さまつげがワンちゃんの身体に引き起こす症状としましては、まばたきの増加や目をつむってしまうようになる、目ヤニの増加、涙の量が増える、目の周辺が腫れるようになる、前足で目をこする、結膜炎や角膜炎の併発などのものがあります。

特に目ヤニの増加などは重症の場合には目を覆ってしまい、涙の量が増加することで、涙やけなどの症状もあらわれるようになりますので、スキンシップの際に目の周辺に異変があらわれているようでしたらすぐに動物病院に連れて行くようにし、適切な処置を受けさせるようにしてくださいね。

犬の逆さまつげの治療法や予防法は？逆さまつげの医療費は？ペット保険は必要？

ここでは、ワンちゃんの逆さまつげの治療法や予防法、逆さまつげの医療費やペット保険の必要性についてお伝えいたします。

ワンちゃんの逆さまつげの治療法としましては、まつげを定期的に抜くというもの以外にも乱生まつげの場合には顔のしわの切除や眼瞼内反症の治療、重生まつげの場合には焼灼による永久脱毛、異所性まつげの場合にはマイボーム腺とまつげの切除が行なわれます。

ワンちゃんの逆さまつげは予防することが難しい病気ですので、逆さまつげの症状が少しでもあらわれているという場合には早急に動物病院に連れて行くようにし、重症化する前に対策をすることを心がけるようにしましょう。

逆さまつげの際にかかる医療費は、1回の通院に3000円程度、手術などが必要になる場合には10万円以上のものになってしまうこともあります。逆さまつげの治療は定期的な通院が必要になることもありますので、高額なものになってしまう医療費に備えてペット保険に加入しておくのも良いでしょう。

今回お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにする上で役に立つものでありますことを願っております。