「犬の急性糸球体腎炎」原因や症状、ペット保険の必要性について

 

今回は、ワンちゃんの急性糸球体腎炎はどのような病気なのか、原因、症状、治療法や予防法、治療に必要な医療費、ペット保険の必要性についてお伝えいたします。

犬の急性糸球体腎炎が発症する原因を教えて！

ワンちゃんの急性糸球体腎炎はさまざまな症状を引き起こし、ワンちゃんの健康的な生活を脅かしてしまうこともある病気ですので、早期発見、早期治療を心がけるようにし、ワンちゃんの健康的で楽しい毎日を守ってあげることが重要になるのです。

その際に、飼い主さんがワンちゃんの急性糸球体腎炎の原因についての知識を持っておくと、予防にもつながることでしょう。

ここでは、ワンちゃんの急性糸球体腎炎はどのような病気なのか、原因についてお伝えいたします。

ワンちゃんの急性糸球体腎炎は、腎臓内部にある糸球体と呼ばれる部分に何らかのことが原因になり炎症が起こるという病気になっています。
糸球体は腎臓を構成する機能単位であるネフロン内部に含まれている毛細血管の塊です。糸球体は血液中の老廃物をろ過するという役割をもっていますので、この糸球体に以上が生じてしまうことによりさまざまな異変が引き起こされるのです。

ワンちゃんの急性糸球体腎炎の原因としましては、はっきりとしたことはわかってはいませんが、ウイルスや細菌への感染が糸球体の基底膜を傷害してしまうことや、遺伝によるものがあるのではないかと考えられています。

遺伝により、急性糸球体腎炎を発症しやすい犬種としましては、サモエド、ドーベルマン、ロットワイラー、ゴールデンレトリバー、ミニチュアシュナウザー、ミニチュアダックスフントなどのワンちゃんといわれていますので、これらのワンちゃんの飼い主さんは特に注意をするようにしてくださいね。

犬の急性糸球体腎炎が引き起こす症状、日常生活の中から注意した方が良いことは？

ここでは、急性糸球体腎炎の症状や注意点についてお伝えいたします。

急性糸球体腎炎の症状としましては、尿の量が減る、食欲不振、ぐったりとして元気がない様子をみせるようになる、嘔吐、口からアンモニア臭がする、高窒素血症や尿毒症などの重篤な病気を引き起こすこともありますので、早期発見が重要になります。

ワンちゃんの口からアンモニア臭がしている際には腎臓に異変が生じているというサインとも言えますので、これらの症状があらわれた際にはできるだけ早く動物病院に連れて行くようにしてくださいね。

犬の急性糸球体腎炎の治療法や予防法は？治療にかかる医療費は？ペット保険は必要？

ここでは、ワンちゃんの急性糸球体腎炎の治療法や予防法、治療に必要な医療費、ペット保険の必要性についてお伝えいたします。

ワンちゃんの急性糸球体腎炎の治療法としましては、急性糸球体腎炎がワンちゃんの身体に引き起こしている症状に合わせて、輸液やホルモン剤の投与、血液透析、窒素化合物を吸着させる薬剤の投与などの対症療法をとることもありますし、栄養補給や基礎疾患の治療も行なわれます。

ワンちゃんの急性糸球体腎炎の予防法としましては、栄養バランスの取れた食事を与えるとともに、ウイルスや細菌への感染を防ぐというものがあります。しかし、急性糸球体腎炎を引き起こす原因になっているウイルスや細菌ははっきりとはわかっていませんので、飼育環境などを清潔なものにし、ワクチンで予防できるものについてはきちんと対策するようにしましょう。

急性糸球体腎炎の治療に必要な医療費は血液透析などの処置を合わせますと1万円をこえることもありますし、定期的な通院が必要になる場合にはそれ以上の医療費が必要になることもありますので、万が一の際に備えてペット保険に加入しておくことをおすすめいたします。