病気・ケガ

「犬の高脂血症」発症する原因や症状、治療法とは

今回は、ワンちゃんの高脂血症がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因、高脂血症が引き起こす症状、治療法や予防法についてお伝えいたします。

犬の高脂血症が発症する原因とは?

ワンちゃんの高脂血症はさまざまな症状を引き起こし、ワンちゃんの健康的な生活を脅かしてしまうだけではなく、その他の命の危険性がある病気の原因になってしまうこともあるものですので、早期発見、早期治療を心がけることが重要になるのです。

その際には、飼い主さんがワンちゃんの高脂血症についての知識を持っておくようにすると良いでしょう。

ここでは、ワンちゃんの高脂血症がどのような病気なのか、高脂血症の発症のメカニズム、原因についてお伝えいたします。

ワンちゃんの高脂血症は、血液の中にある中性脂肪やコレステロールが増加してしまい、異常な数値を示してしまうという病気になっています。食後ですと、中性脂肪やコレステロールは増加してしまうのですが、食後12時間経った後でも中性脂肪やコレステロールの量が増加しているという場合には、高脂血症が疑われます。

高脂血症の種類には、遺伝的なものが原因になる原発性高脂血症、食後高脂血症、内分泌疾患や代謝性疾患による二次性高脂血症などのものがあり、原因はさまざまです。

高脂血症の原因としましては、遺伝、糖尿病や膵炎、甲状腺機能低下症などのその他の疾患、運動不足や肥満などの生活習慣の乱れなどのものがあります。
遺伝的に高脂血症を発症しやすい犬種としましては、ミニチュアシュナウザーやシェルティなどのワンちゃんと言われていますので、飼い主さんは特に注意してあげるようにしてくださいね。

高脂血症が犬の身体に引き起こす症状にはどのようなものがあるの?

ここでは、高脂血症がワンちゃんの身体に引き起こす症状にはどのようなものがあるのか、日常生活の中で注意したほうが良い症状についてお伝えいたします。

高脂血症がワンちゃんの身体に引き起こす症状としましては、食欲が低下する、下痢、嘔吐、発作などのものがあります。それに加えて、膵炎が原因になっている場合には腹部を痛がる、糖尿病が高脂血症の原因になっている場合には多飲多尿などの症状もあらわれるようになります。

高脂血症は無症状であることも多く、検査をした際に初めて高脂血症が発覚するということもありますので、ワンちゃんの様子には注意してあげてくださいね。

食欲の低下や嘔吐、下痢などの症状は高脂血症だけではなく、その他の病気のサインとしてあらわれることもあるものですが、高脂血症は糖尿病や膵炎、甲状腺機能低下症などの疾患を併発していることもありますので、ワンちゃんの様子が普段と異なるようでしたらすぐに動物病院に連れて行くようにして、適切な処置を受けさせるようにしましょう。

犬の高脂血症の治療法とは?予防する上で重要なことを教えて!

ここでは、ワンちゃんの高脂血症を治療する方法、高脂血症を予防するために重要なことについてお伝えいたします。

ワンちゃんの高脂血症の治療法としましては、高繊維で低脂肪の物を与え、中性脂肪やコレステロールを減らす、肥満などを解消させるために運動をさせる、糖尿病や甲状腺機能低下症、膵炎などの高脂血症を引き起こしている原因になっている基礎疾患の治療などのものがあります。食事療法や肥満の解消はしっかりとした知識がないと、かえって悪影響になってしまうこともあリますので、獣医さんとよく相談して指示を受けながら行なうようにしてくださいね。

高脂血症の予防法としましては、日々の生活の中から食事の量や質、肥満などに注意するとともに、高脂血症を引き起こす原因にもなる糖尿病や甲状腺機能低下症などの基礎疾患を予防するとともに早期発見、早期治療を心がけるようにするということが重要になりますので、ワンちゃんの様子には注意するとともに、1年に1度は動物病院での健康診断を受けさせるようにしてくださいね。

また、人間とは違い、ワンちゃんの医療費は高額なものになってしまうことも多くなっていますので、万が一の際に備えてペット保険に加入しておくなどの対策をとると、高額な医療費の助けになりますので、1度ペット保険に加入するかどうかをご家族の中で話し合っておくと良いでしょう。

今回お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにする上で役立つものでありますことを願っております。

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