病気・ケガ

犬の乳腺腫瘍とは?原因や症状、治療法について

今回は、ワンちゃんの乳腺腫瘍の発症のメカニズムや原因、症状、治療法や予防法についてお伝えいたします。

犬の乳腺腫瘍の原因とは?発症のメカニズムを教えて!

ワンちゃんの乳腺腫瘍は、メスのワンちゃんにのみ発症する病気と言われており、さまざまな症状を引き起こし、ワンちゃんの健康的な生活に悪影響を及ぼしてしまう病気です。

悪性腫瘍の可能性も考えられる病気ですので、早期発見、早期治療を心がけるようにし、ワンちゃんの健康的な生活を守ってあげることが重要になるのです。

その際には、飼い主さんがワンちゃんの乳腺腫瘍の原因についての知識を持っておくと早期発見、早期治療だけでなく、予防にも大きな効果を持つことでしょう。

ここでは、ワンちゃんの乳腺腫瘍の発症のメカニズム、原因についてお伝えいたします。

ワンちゃんの乳腺腫瘍は、メスのワンちゃんに存在する乳腺に腫瘍ができてしまう病気になっています。乳腺はワンちゃんの乳頭の数だけ存在し、左右に5つずつ合計10個の乳頭につながっている全ての乳腺に腫瘍ができることもありますし、複数の乳腺に腫瘍が生じることもありますので、注意しましょう。

ワンちゃんの乳腺腫瘍の原因については、まだはっきりとしたことはわかっていませんが、性ホルモンが原因の1つであると考えられています。避妊手術の有無や避妊手術を行った時期が乳腺腫瘍の発症に大きく関わっていると言われていますので、避妊手術を行なっていない場合には特に注意してあげてくださいね。

また、乳腺炎を発症している際に乳腺腫瘍の発症リスクが増加するとも言われていますし、ビーグルやシーズーなどのワンちゃんに多く見られることから遺伝も関係しているのではないかといわれています。

犬の乳腺腫瘍が引き起こす症状とは?日常生活の中から注意したほうが良いことは?

ここでは、ワンちゃんの乳腺腫瘍が引き起こす症状についてお伝えいたします。

ワンちゃんの乳腺腫瘍の症状としては、乳腺にしこりがみられるようになる、妊娠していないのに乳汁が出るようになることもあり、その乳汁に膿や血が混ざっていることもあります。

乳腺腫瘍が良性の場合には痛みが生じることはありませんが、悪性腫瘍である場合には痛みが生じることもありますし、乳腺付近の皮膚が赤く腫れるという症状があらわれるようになりますので、異常がみられた際には早急に動物病院に連れて行くようにし、適切な処置を受けさせるようにしてくださいね。

犬の乳腺腫瘍の治療法、予防法を教えて!

ここでは、ワンちゃんの乳腺腫瘍はどのように治療を行なうのか、予防法についてお伝えいたします。

ワンちゃんの乳腺腫瘍の治療法としましては、外科手術によって乳腺に発生した腫瘍を切除すると同時に避妊手術を行なうというものがあります。切除範囲は乳腺腫瘍が発生した箇所により異なり、腫瘍が発生した乳腺を摘出するか、全ての乳腺を切除するというものがありますが、回復までの期間が延びることもありますので、獣医さんとよく相談した上で手術を行なうようにしましょう。

乳腺腫瘍の予防法としましては、避妊手術を行なうというものがありますが、ワンちゃんの子どもを望んでいるという場合には妊娠ができなくなるというデメリットも存在するため、ご家族とよく話し合って決定するようにしましょう。

避妊手術は初めての発情期を迎える前に行なうということが重要になりますので、ワンちゃんの子どもを望んでいない場合には早急に避妊手術を行なうようにしてください。

また、1年に1度は動物病院での健康診断を受けさせるようにする、高額なものになってしまう医療費のためにペット保険に加入しておくなどの対策をしておくのも良いでしょう。

今回お伝えさせていただきました情報が、飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにする上で、役に立つものでありますことを願っております。

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