病気・ケガ
犬のエナメル質形成不全とは?原因や症状、治療法について
今回は、ワンちゃんのエナメル質形成不全の発症のメカニズムや原因、症状、治療法や予防法についてお伝えいたします。
犬のエナメル質形成不全の原因を教えて!
ここでは、ワンちゃんのエナメル質形成不全がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因をお伝えいたします。
ワンちゃんのエナメル質形成不全は、歯の表面に存在するエナメル質が何らかの原因により、うまく発達しないという病気になっています。
歯の内部を守るエナメル質に何らかの異常が生じてしまいますと、下にある象牙質が完全に露出してしまい、さまざまな症状を引き起こしてしまうのです。
エナメル質形成不全の原因としましては、ジステンパーやパルボウイルスの感染により、感染症を引き起こしてしまうエナメル質の形成不全、乳歯を抜く際に過度の力が加わること、栄養状態が悪いことによるエナメル質の形成不全などがありますので、飼い主さんが対策できるものに関してはしっかりと対策をとりましょう。
犬のエナメル質形成不全の症状を教えて!
ここでは、ワンちゃんのエナメル質形成不全はどのような症状を引き起こすのか、注意点をお伝えいたします。
エナメル質形成不全がワンちゃんの身体に引き起こす症状としましては、部分的、全体的な歯の変色、歯がもろくなり折れる、知覚過敏、虫歯や歯周病の併発などがありますので、注意しましょう。
エナメル質形成不全は歯が黄色に近い茶色に変色するという症状が特徴的なものになりますので、歯の変色がみられた場合にはすぐに動物病院に連れて行くと良いでしょう。
エナメル質形成不全以外にも歯垢や歯石の付着が起きた場合には黄色の変色、虫歯や象牙質形成不全等の場合には黒や灰色の変色、歯肉出血や高ビリルビン血症の場合には緑色に変色することもありますので、どのような変色が起きているかには注意するようにしてくださいね。
犬のエナメル質形成不全の治療法や予防法を教えて!
ここでは、ワンちゃんのエナメル質形成不全の治療法や予防法についてお伝えいたします。
ワンちゃんのエナメル質形成不全の治療法としましては、エナメル質が薄かったり欠損している場所に外側から補填材をかぶせて知覚過敏などの症状を軽減するというものがありますが、歯が折れやすい状態を回復することはできないため、固いものを噛ませないようにすることを心がけるようにする必要がありますので、日々の生活の中からストレスを溜めないようにし、固いものを噛ませないようにしてくださいね。
エナメル質形成不全の予防法としましては、エナメル質が形成される時期にワンちゃんにストレスがかからないように飼い主さんが注意するとともに、感染症などのエナメル質形成不全を引き起こす原因になるものを予防するということが重要になります。
それに加えて、栄養バランスが良い食事を子犬の時から与えるようにし、健康的なエナメル質が形成されるようにサポートしてあげてくださいね。
ワンちゃんのエナメル質形成不全は早期発見、早期治療を行なうことでワンちゃんの苦しみを取り除いてあげることができますので、日々の生活の中からワンちゃんの様子には注意するようにし、何かおかしな様子がみられるようでしたら動物病院に連れて行くようにしてあげましょう。
また、1年に1度は動物病院での健康診断を受けさせるようにする、万が一の際に備えてペット保険に加入しておくなどの対策をとると健康維持にも役立ちます。
今回お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにする上で役に立つものでありますことを願っております。
- ペット保険をご検討の方へペット保険比較
お問い合わせはこちら【通話無料】募集代理店:アイ・エフ・クリエイト0120-616-400【受付時間】9:30~18:00(年末年始、日曜、祝日は除く)
この記事を書いた人
ペットのいろは編集者 皆様が安心してペットたちと過ごせるよう、有益な情報を発信してまいります。