病気・ケガ
犬の股関節形成不全とは?原因や症状、予防法を教えて!
今回は、ワンちゃんの股関節形成不全がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因、股関節形成不全が引き起こす症状、治療法や予防法についてお伝えいたします。
犬の股関節形成不全はどのようなメカニズムで発症する?原因になるものを教えて!
ワンちゃんの股関節形成不全は、歩行面で異常を引き起こし、ワンちゃんの健やかな生活を脅かしてしまうものになっていますので、早期発見、早期治療を心がけるようにし、ワンちゃんの健康を守ってあげる必要があるのです。
股関節形成不全を早期発見、早期治療、予防をする際には、飼い主さんが、どのような病気なのか、原因にはどのようなものがあるのかを知っていると良いでしょう。
ここでは、ワンちゃんの股関節形成不全がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因にはどのようなものがあるのかをお伝えいたします。
ワンちゃんの股関節形成不全は、太ももの骨と骨盤を結合する股関節の形に先天的に異常がみられるという病気になっています。
子犬の頃には目立った異変はみられず、成長に伴い異変がみられるようになるといった特徴がありますので、先天的に股関節形成不全を発症しやすい犬種を飼育しているという場合には注意すると良いかもしれません。
また、股関節形成不全はゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバー、ジャーマンシェパードなどの大型犬に発症しやすいといわれています。これは、大型犬の場合には成長の度合いが大きく、急激に成長することにより股関節にかかるストレスが大きいからではないかと考えられています。
股関節形成不全の原因としましては、遺伝や発育期の生育環境などのものがあると言われていますので、日々の生活の中から注意することが重要になります。
特に、骨が急激に成長する生後60日の間に肥満や過度の運動などで股関節に負担がかかりますと、異形成を起こしやすいと言われていますので、注意するようにしましょう。
犬の股関節形成不全の症状を教えて!
ワンちゃんの股関節形成不全はさまざまな症状を引き起こすだけではなく、歩行面での異常も引き起こされますので早期発見、早期治療を心がけるようにし、ワンちゃんの健康的な生活を守ってあげるということが重要になるのです。
その際には、ワンちゃんの股関節形成不全がどのような症状を引き起こすのかを飼い主さんが知っていると安心でしょう。
ここでは、ワンちゃんの股関節形成不全が引き起こす症状や日常生活の中から注意点についてお伝えいたします。
ワンちゃんの股関節形成不全が引き起こす症状としては、腰を振るように歩く、足を痛がるようになる、足を引きずる、元気がない様子をみせる、運動を嫌がる、走る際にうさぎ跳びやスキップのように後ろ足で同時に地面を蹴る、階段の上り降りを嫌がるようになるといったものがあります。
これらの症状は生後4ヶ月ごろからあらわれるようになりますので、歩き方などには日常生活の中から気をつけるようにし、何かおかしな様子や股関節形成不全の症状がみられる際には、すぐに動物病院に連れて行くようにし、適切な処置をうけさせるようにしましょう。
犬の股関節形成不全の治療法や予防法を教えて!
ここでは、ワンちゃんの股関節形成不全がどのような治療法をとるのか、予防法についてお伝えいたします。
股関節形成不全の治療法には、安静療法や投薬などを行なう内科療法、手術を行い機能の改善を図る外科治療などのものがあります。
ワンちゃんがまだ成長期であり、症状が軽度である場合には、肥満を予防するために食事量を抑え、運動量を減らし安静にすることで股関節が正常に成長し、症状が改善されることもあります。
症状が進行してしまい、痛みを感じている場合には抗炎症薬や鎮痛薬を投与するとともに食事と運動の制限を行ない、症状の悪化を防ぐという治療が行なわれることもありますし、重症の場合には外科手術を行なうこともありますが、ワンちゃんの身体の状態によって手術の手法も異なりますので、注意するようにしましょう。
ワンちゃんの股関節形成不全を予防する上では、子犬の頃から食事管理を行なうとともに、激しい運動をさせ過ぎないようにし、ワンちゃんの成長に影響が出ないようにすることが重要になります。また、遺伝により発症するとも言われていますので、ワンちゃんの親などが股関節形成不全を発症しているかどうかも調べると良いかもしれません。
犬の股関節形成不全は早期発見、早期治療が重要!日々の生活の中から注意しましょう!
ワンちゃんの股関節形成不全は早期発見、早期治療を行なうことでワンちゃんの苦しみを軽減することができる病気ですので、日々の生活の中から注意するようにし、何かおかしな様子がみられるようでしたらすぐに動物病院につれていき適切な処置をうけさせるようにしてくださいね。
また、1年に1度は健康診断をうけさせる、ペット保険に加入しておくなどの万が一の際に備えておくのも良いかもしれません。
今回お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにする上で役に立つものでありますことを願っております。
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