病気・ケガ
犬の骨軟骨症とは?原因や症状、治療法について
今回は、ワンちゃんの骨軟骨症がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因、骨軟骨症が引き起こす症状、治療法や予防法についてお伝えいたします。
犬の骨軟骨症の原因になるものは?発症のメカニズムについて教えて!
ワンちゃんの骨軟骨症はさまざまな症状を引き起こし、ワンちゃんに苦しみを与えてしまうものになっていますし、成長期のワンちゃんの発育に大きな悪影響を及ぼしてしまう病気になっていますので、早期発見、早期治療を心がけることが重要になります。
その際には、飼い主さんが骨軟骨症の原因を知っておくと、早期発見、早期治療だけではなく予防にも役立つことでしょう。
ここでは、ワンちゃんの骨軟骨症がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因についてお伝えいたします。
ワンちゃんの骨軟骨症は、骨を縦方向に成長させる骨端軟骨で軟骨層は増殖するのにもかかわらず、うまく骨にならないという病気です。
軟骨層が厚くなることにより、栄養供給がうまくできなくなり、細胞の変性と壊死が起こり、関節軟骨がもろくなる、骨梁の骨像が乱れ、外部からの力に対して脆い骨が出来上がってしまうのです。
骨軟骨症を発症するのは、生後4ヶ月から8ヶ月の若いワンちゃんであると言われており、成長に大きな影響を与えてしまいますので、注意が必要になります。
骨軟骨の原因としては、はっきりとしたことはまだ明らかになってはいませんが原因になりうるものとしましては、急激な成長、感染症、ストレス、免疫不全、ビタミンCなどの栄養不足やカルシウムなどの栄養過多、肝臓における障害、遺伝などと考えられています。
また、遺伝により、骨軟骨症を発症するリスクが高いワンちゃんとしましては、グレートデン、ラブラドールレトリバー、ロットワイラー、イングリッシュ・セター、バーニーズマウンテンドッグなどの犬種だと言われていますので、それらのワンちゃんの飼い主さんは特に注意するようにしてくださいね。
犬の骨軟骨症の症状・注意点を教えて!
ここでは、ワンちゃんの骨軟骨症がどのような症状を引き起こすのか、日常生活の中から注意したほうが良いことは何かをお伝えいたします。
ワンちゃんの骨軟骨症が引き起こす症状としましては、足を引きずるように歩く、運動を嫌がる、関節を曲げると嫌がる素振りをみせる、関節の内部に水が溜まる、竹馬に乗っているような歩き方をする、筋肉の萎縮、節々が太くなる、変形性関節症といった症状があらわれるのです。
骨軟骨症は左右の両方の部位に症状が出やすいと言われており、関節に症状がでることが多い病気です。
日常生活の中から歩き方に異変がみられるようになり、普段と比較して何かおかしな様子がみられるようでしたらすぐに動物病院につれていくようにし、適切な処置をうけさせるようにしましょう。
犬の骨軟骨症の治療・予防する法をお伝えします!
ここでは、ワンちゃんの骨軟骨症の治療法や予防法についてお伝えいたします。
ワンちゃんの骨軟骨症は原因が明らかにはなっていない病気ですので、根治的な治療法は存在しません。
そのため、ワンちゃんの身体にあらわれた症状を緩和するための対症療法をとることがほとんどです。具体的には抗炎症薬や鎮痛剤を用いて、ワンちゃんの身体に引き起こされてる痛みや炎症などを緩和するというものになります。
また、体重を管理する、エサの分量を適切な量に保ちエサを与えすぎないようにする、激しい運動をさせないようにする、床ずれを予防する、患部を冷やす、安静にさせるなどのワンちゃんの生活面から症状の緩和を行なうというものが治療や予防に役立ちますので、日々の生活の中から心がけるようにしましょう。
ワンちゃんの骨軟骨症は変形性関節症を引き起こしてしまい、さらなる苦しみを与えてしまう可能性も考えられますので、早期発見、早期治療を心がけるようにし、ワンちゃんの苦しみを取り除くとともに変形性関節症の発症を防ぐことを心がけるようにしてくださいね。
それに加えて、1年に1度は動物病院での健康診断を行なう、万が一の際に備えてペット保険に加入しておくなどの対策をとっておくと更に安心でしょう。
今回、お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの楽しい毎日をより良いものにする上で役に立つものでありますことを願っております。
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