病気・ケガ
犬の条虫症とは?原因や症状、治療法について
今回は、ワンちゃんの条虫症がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因、症状や治療法、予防法についてお伝えいたします。
犬の条虫症の原因を教えて!
ここではワンちゃんの条虫症がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因についてお伝えいたします。
ワンちゃんの条虫症は、寄生虫の一種である条虫が、ワンちゃんの身体に寄生することにより引き起こされる感染症です。条虫症は経口感染する病気になっていますので、日々の生活の中に危険がある病気になっていますので、それを防ぐためにも飼い主さんが注意して対策をしてあげると良いでしょう。
ワンちゃんの条虫症を引き起こす原因になる条虫は、エキノコックス、ウリザネ条虫、豆状条虫などがあります。
エキノコックスはワンちゃん、ネコちゃんの腸内に寄生し、感染力のある数百もの卵を生み、糞便を通じて外界での感染を広げます。エキノコックスの虫卵が含まれた糞便は、熱や乾燥さえなければ1年から2年にわたって感染力を保持しますので、これを口にしてしまうことでワンちゃんが条虫症を発症してしまうのです。エキノコックスは人間にも感染することがありますので、注意が必要です。
ウリザネ条虫はノミの体内で条虫が孵化し、何らかの原因でワンちゃんがノミを口にしてしまうことにより、条虫症を発症します。
豆状条虫は、ネズミやうさぎなどに寄生し、ワンちゃんがそれらを捕食してしまうことにより感染しますが、ワンちゃんがネズミやうさぎを捕食することはほとんどありませんので、豆状条虫が条虫症の原因になることは少なくなっています。
犬の条虫症はどのような症状を引き起こすの?注意したほうが良いことは何?
ここでは、ワンちゃんの条虫症を発症した際にあらわれる症状についてお伝えいたします。
ワンちゃんが条虫症を発症した際には、下痢や食欲不振、それに伴う体重の減少、毛ヅヤが悪化するといった症状があらわれるようになります。
それに加えて、肛門周辺を壁や地面にこすりつけるようになる、肛門周辺をしきりに舐める、気にする素振りをみせるようになる他、肛門から条虫がはみ出すため、肛門周辺に白いごまやヒモのようなものが目視できるようにもなりますので、条虫に気づいた際には早急に動物病院に連れて行くようにし、適切な処置をうけさせるようにしてくださいね。
犬の条虫症の治療法、予防法を教えて!
ここではワンちゃんの条虫症の治療法や予防法についてお伝えいたします。
ワンちゃんの条虫症の治療法としては、腸内に寄生した条虫を駆虫薬を用いて駆除することが重要になります。それに加えて、ウリザネ条虫を媒介するノミを駆除することも条虫症の治療につながります。
ワンちゃんの条虫症を予防する上では、ノミ駆除薬を投与し、ノミの感染を防ぐ、部屋をこまめに掃除する、野良犬、野良猫などの糞便にワンちゃんを近づけないようにすることが重要になりますので、日々の生活の中から飼い主さんが注意してあげるようにしてくださいね。
ワンちゃんの条虫症は早期発見、早期治療が重要になる病気です。そのため、ワンちゃんの様子には注意し、何かおかしな様子がみられるようでしたらすぐに動物病院に連れて行き適切な処置をうけさせるようにしましょう。
今回お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの楽しい生活をより良いものにする上で役に立つものでありますことを願っております。
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