病気・ケガ
犬のバベシア症とは?原因や症状、治療法について教えて!
この記事では、ワンちゃんのバベシア症がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因・症状・治療法・予防法についてお伝えいたします。
犬のバベシア症はどのようなメカニズムで発症するの?原因を教えて!
ここではワンちゃんのバベシア症がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因についてお伝えいたします。
ワンちゃんのバベシア症は、バベシア属の原虫に感染することで発症する病気です。バベシアはマダニがワンちゃんの身体に噛み付いて血を吸う際に、マダニの唾液とともにワンちゃんの体内に侵入します。バベシア症の潜伏期間は2週間から4週間と言われており、赤血球内で分裂や増殖をし、溶血を引き起こしてしまうのです。
バベシア症の原因としましては、マダニがワンちゃんの身体に噛みつくことや、バベシア症に感染した母犬の体内で胎盤を経由して感染する軽胎盤感染、バベシアの原虫に汚染された血液をワンちゃんに輸血してしまうなどがあります。
犬のバベシア症の症状について教えて!注意したほうが良いことはなに?
ワンちゃんのバベシア症の症状についてお伝えいたします。
ワンちゃんがバベシア症を発症した際には、息が浅く早くなる、運動するとすぐに疲れる、舌や口の中の色が薄くなるなどの貧血の症状や、毛づやが悪くなる、黄疸、ぐったりとした様子をみせるようになる、食欲不振、腹部が膨張する、尿の色が濃くなる、血尿、発熱といった症状があらわれるようになります。
バベシア症が進行しますと、肝臓や腎臓に機能障害が起こるようになり、命の危険性があらわれる場合もありますので注意するようにしましょう。
犬のバベシア症の治療法・予防法を教えて!
ワンちゃんのバベシア症は早期発見、早期治療を行なうことで症状の悪化を防ぐことができる病気ですので、ワンちゃんの様子には常に注意しましょう。
それに加えて、バベシア症の治療法についての知識をワンちゃんが持っておくと安心して治療をうけさせることができますし、獣医さんの説明も理解しやすいでしょう
ここではワンちゃんのバベシア症の治療法・予防法についてお伝えいたします。
ワンちゃんのバベシア症を治療する際には、ジミナゼン、クリンダマイシン、プリマキン、アトバコンなどの抗菌薬や抗生物質を用いて、バベシアの増殖を抑え、症状を緩和させるという治療法がとられます。しかし、ワンちゃんのバベシア症は体力や免疫力が低下した際には再発の可能性もありますので、投薬をした後にも注意が必要になるのです。
その他にも、バベシア症によって引き起こされた貧血の症状がひどく、命を落としてしまうかもしれない危険性がある場合には、輸血を行い、症状の緩和を図るということもあります。
ワンちゃんのバベシア症の予防法としては、主な感染源であるマダニを予防するということが重要になります。
マダニが多い場所にワンちゃんを連れて行く際には、マダニ駆虫薬を投与する、定期的にマダニ駆虫薬を投与する、できるだけマダニがいるかもしれない場所にはワンちゃんを連れて行かないようにする、飼育環境を清潔な状態に保つようにし、日常生活の中からマダニとの接触を予防するということを心がけるようにするとワンちゃんのバベシア症の予防に効果があるでしょう。
犬のバベシア症は早期発見、早期治療が重要!日々の生活の中から注意を!
ワンちゃんのバベシア症は早期発見、早期治療を行なうようにすることでワンちゃんの健康を守ることができるものですので、ワンちゃんの様子に注意するようにし、何かおかしな点がみられるようでしたらすぐに動物病院に連れて行くようにし、適切な処置をうけさせてくださいね。
今回、お伝えいたしました情報が飼い主さんとワンちゃんの楽しい毎日を過ごす上で役に立つものでありますことを願っております。
- ペット保険をご検討の方へペット保険比較
お問い合わせはこちら【通話無料】募集代理店:アイ・エフ・クリエイト0120-616-400【受付時間】9:30~18:00(年末年始、日曜、祝日は除く)
この記事を書いた人
ペットのいろは編集者 皆様が安心してペットたちと過ごせるよう、有益な情報を発信してまいります。