病気・ケガ

犬の慢性腸炎とは?原因や症状、治療法について

今回はワンちゃんの慢性腸炎の原因や症状、ワンちゃんの慢性腸炎の治療法についてお伝えさせていただきます.

犬の慢性腸炎の原因とは?発症のメカニズムは?

ここではワンちゃんの慢性腸炎がどのような病気なのか、慢性腸炎の原因についてお伝えさせていただきます。

ワンちゃんの慢性腸炎は、腸内の粘膜が慢性的に炎症を繰り返します。
急性腸炎と比較すると、あらわれる症状は軽度なものが多いですが、体力の低下や他の器官にかかる負担も増加することから、健康面での影響も大きくなっています。

慢性腸炎の原因は、大きく分けて、炎症細胞、細菌や寄生虫、アレルギーなどがあります。
炎症細胞が原因になっている場合には、Tリンパ球、好酸球、プラズマ細胞、肥満細胞が慢性腸炎を引き起こしていると考えられます。

サルモネラ菌やカンピロバクター菌が増殖することで慢性腸炎を引き起こし、ジアルシアなどの寄生虫が寄生することで、腸の炎症反応を引き起こすこともありますので、衛生面での注意も必要になるのです。

人間の食物に含まれている成分がワンちゃんにとっては有害な場合もありますので、動物性タンパク質や食品添加物、人工着色料、保存料、小麦グルテンなどにアレルギー反応を起こした場合は、慢性腸炎を発症する場合もありますので注意してあげてくださいね。

犬が慢性腸炎を発症した際にはどのような症状があらわれるのかを教えて!

ここではワンちゃんの慢性腸炎の症状についてお伝えさせていただきます。

ワンちゃんが慢性腸炎を発症した際には、初期の段階では症状があまりでることはなく、嘔吐や下痢などの症状が時々あらわれます。しかし、その後、症状が悪化してしまいますと、嘔吐や下痢の頻度が高くなり、食事をとっても栄養吸収ができず、栄養失調が起こる、口臭、水を大量に飲む、排尿の回数が増える、お腹が鳴るといった症状があらわれるようになります。

このような症状があらわれた場合や、ワンちゃんの様子がおかしいという場合は、早急に動物病院に連れて行き、適切な処置を受けさせましょう。

犬の慢性腸炎の治療法、予防法は?

ここでは、ワンちゃんの慢性腸炎の治療法、慢性腸炎の予防法についてお伝えさせていただきます。

ワンちゃんの慢性腸炎は、基本的に症状や原因にあわせた対症療法がとられます。細菌や寄生虫が原因になっている場合には、抗生物質や駆虫薬の投与、アレルギー反応が原因になっている場合にはワンちゃんのアレルゲンになっているものを取り除く、粘膜の炎症を抑えるためにステロイド剤や抗炎症薬の投与などが行われます。それに加えて、食事療法や飼育環境の改善などを行なうことで、症状の改善に効果があります。

慢性腸炎は症状に気がついたときには、症状が悪化していることが考えられる病気ですので、定期的な動物病院での健康診断などが予防に役立ちます。

今回、お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの楽しい毎日をより良いものにする上で役に立つものでありますことを願っております。

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