病気・ケガ

犬の口唇炎とは?症状や原因、治療法について

今回はワンちゃんの口唇炎がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因、症状や治療法、予防法についてお伝えさせていただきます。

犬の口唇炎はどのような病気なの?発症のメカニズムや原因にはどのようなものがある?

ワンちゃんの口唇炎はさまざまな症状を引き起こし、ワンちゃんの楽しい生活に悪影響を与えてしまいますので、早期発見、早期治療を心がけるようにしましょう。
その際には、ワンちゃんの口唇炎の症状、原因についての知識を持っておくと良いでしょう。

ここではワンちゃんの口唇炎がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因についてお伝えさせていただきます。

ワンちゃんの口唇炎は、唇から顎先にかけての口周りに炎症が生じてしまう病気になっています。ワンちゃんの口唇炎は毛穴に沿って炎症が広がる「ざ瘡」。「ざ瘡」が悪化し、毛穴が破壊され真皮成分が流出して膿疱を形成する「せつ」が多いと言われています。

ワンちゃんの口唇炎の原因としては、ホルモンの分泌異常などの遺伝によるものや、ワンちゃん同士のケンカやプラスチックなどを噛んでしまい唇にできた外傷に黄色ブドウ球菌などの細菌が入り込み炎症を起こしてしまうもの、また、皮膚に皮膚糸状菌や毛包虫などの寄生虫が感染してしまうものがあります。

遺伝による口唇炎を発症しやすいワンちゃんとしては、ボクサー、ドーベルマン、ブルドッグ、グレートデン、ワイマラナーなどのワンちゃんが多いと言われていますので、注意すると良いでしょう。
また、外傷による口唇炎の場合には、木の枝や草、芝などが外傷の原因になることもありますので、散歩の際には注意しましょう。

犬の口唇炎の症状は?どのようなことに注意すれば良いの?

ここではワンちゃんの口唇炎が引き起こす症状や、日常生活の中での注意点をお伝えさせていただきます。

口唇炎の症状としては口元の炎症、口元をひっかく仕草、口周辺の脱毛、口周辺の悪臭というものがあります。

症状はほとんどの場合で毛の生えている部分が薄っすらと赤くなる初期、毛根からニキビのような発疹がみられる中度の段階や、毛穴が癒合してしまい大きく赤く腫れ上がっている重度のものに分かれています。

口唇炎は重症化することはあまりない病気ですが、あらわれる症状によりワンちゃんが苦しんでしまう時間が増えてしまいますので、早期に発見し、治療することを心がけましょう。

犬の口唇炎の治療法、予防法は?

ここではワンちゃんの口唇炎の治療法や予防法についてお伝えさせていただきます。

ワンちゃんの口唇炎の治療法としましては、症状の軽減を目的とした対症療法が取られることがほとんどです。

具体的には口周りを抗菌性の石鹸で洗う、抗生物質を投与するなどがあります。それに加えて、アレルギーや口への外傷になるものを取り除くことも口唇炎の治療法と言えるでしょう。ワンちゃんの口唇炎を予防する上では、口唇炎の原因になるものを排除することが重要になります。

ワンちゃんを、散歩や外に連れて行く際にはワンちゃん同士の喧嘩を防ぐようにする、草木や化学薬品、殺虫剤にワンちゃんを触れさせないようにするなどの対策を講じることでワンちゃんの口唇炎を予防できますので、飼い主さんが注意してあげるようにしてくださいね。

遺伝による口唇炎は予防することが難しくなっていますが、定期的な動物病院での健康診断を行うことで症状が悪化する前に治療を施すことができますので、ドーベルマンやブルドッグなど遺伝により口唇炎を発症しやすいワンちゃんの飼い主さんは特に注意するようにしましょう。

犬の口唇炎は早期発見、早期治療が重要!日々の生活の中から異変を見逃さないようにしましょう!

ワンちゃんの口唇炎は早期発見、早期治療を行うことが大切であるため、ワンちゃんの様子には常に注意するようにして、何かおかしな様子がみられるようでしたら動物病院に連れて行くようにしましょう。

ワンちゃんの医療費は高額なものになってしまうことも多くなっていますので、万が一の際に備えてペット保険に加入しておく、ペット貯金をしておくのも良いかもしれませんよ。

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