病気・ケガ
猫の膵外分泌不全とは?原因や症状、治療法について
ネコちゃんの病気やケガにはさまざまなものがありますが、その中でも膵外分泌不全症はネコちゃんの身体にさまざまな症状を引き起こすだけではなく、膵炎などの病気のサインとしてあらわれることもありますので、早期発見、早期治療を行うことが重要になります。
その際には、ネコちゃんの膵外分泌不全症がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因、膵外分泌不全症を発症した際にあらわれる症状、治療法や予防法についての知識を持っておくと良いでしょう。
今回は、ネコちゃんの膵外分泌不全症についての知識をお伝えさせていただきます。
猫の膵外分泌不全症とは?原因になるものは何?
ネコちゃんの膵外分泌不全症はさまざまな症状を引き起こし、ネコちゃんの生活の質を下げてしまいます。それに加えて、膵炎などの病気のサインとしてあらわれることもありますので、早期発見、早期治療を行うことも重要になります。
ネコちゃんの膵外分泌不全症を早期発見、早期治療するためにはネコちゃんの膵外分泌不全症がどのような病気なのか、発症のメカニズム、原因についての知識を持っておくと良いでしょう。
ここではネコちゃんの膵外分泌不全症がどのような病気なのか、原因についてお伝えさせていただきます。
ネコちゃんの膵外分泌不全症は、内分泌と外分泌に分かれた膵臓の機能のうち外分泌機能が損なわれてしまう病気になっています。膵臓の外分泌機能は、消化酵素である膵液の生成に関係しており、この機能に異常が生じてしまいますと、消化酵素が十分に働かなくなっています。
膵外分泌不全症の原因は、大きく慢性膵炎、膵臓の萎縮、寄生虫の3つにわけられます。
膵炎がなかなか治らずに慢性化してしまい、膵臓の機能に異常が生じることが、膵外分泌不全症の原因であると言われています。そのため、膵炎を早期に発見し、治療を行うことが重要なことです。
膵臓の萎縮が、膵外分泌不全症の原因になることもありますが、ネコちゃんの場合には非常に稀ですし、なぜ膵臓が萎縮するのかも明らかにはなっていません。膵外分泌不全症の原因になる寄生虫は膵吸虫といわれており、膵臓に特異的に寄生する寄生虫になっています。
ネコちゃんの場合には膵炎を発症することが膵外分泌不全症の原因になっていることがほとんどですので、膵炎の原因についての知識を持っておくのも良いでしょう。膵炎の原因には脂肪肝や胆管肝炎、トキソプラズマ症や猫伝染性腹膜炎、腹部への外傷、遺伝などがありますので、日常生活の中から注意するようにしてくださいね。
猫の膵外分泌不全症とは?発症した際にあらわれる症状について
ネコちゃんが膵外分泌不全症を発症した際には、日々の生活の中に異変が生じる症状が多くあらわれるようになります。それに加えて、膵炎などのネコちゃんの苦しむ時間を作り出してしまう病気のサインとしても膵外分泌不全症は発症しますので、早期発見、早期治療を心がけると良いでしょう。
ネコちゃんの膵外分泌不全症が引き起こす症状についての知識を飼い主さんが持っておくようにすることで日常生活の中からネコちゃんの異変に気づくことができますので、早期発見、早期治療に効果があります。
ここではネコちゃんの膵外分泌不全症の症状についてお伝えさせていただきます。
ネコちゃんが膵外分泌不全症を発症した際には、消化酵素を分泌する機能が低下しますので、吸収される栄養素が不足します。
代表的な症状としては、エサを普段より多く食べるようになる、増加した食事量のわりに太らなくなる、脂肪便、毛ヅヤが悪くなる、おならが多くなる、お腹がよく鳴る、便の量が多くなる、食糞行動が多くなる、ビタミンB12欠乏症、小腸性下痢症などの症状があらわれるようになります。
これらの症状があらわれるという場合には、ネコちゃんが膵外分泌不全症を発症していることが多くなっていますので、日々の生活の中からネコちゃんの様子に注意して、何かおかしな点があるようでしたらすぐに動物病院に連れて行き、適切な処置を取らせるようにするとともに、膵炎などの検査も同時に行うようにすると良いでしょう。
猫の膵外分泌不全症はどのように治療を行う?予防法はあるの?
ネコちゃんの膵外分泌不全症は、さまざまな症状を引き起こし、ネコちゃんの生活の質を落としてしまいますので、早期発見、早期治療を心がける必要があります。それに加えて、膵外分泌不全症の治療法についての知識を持っておくと、獣医さんとよく相談した上で納得のいく治療を受けさせることができるでしょう。
それに加えて、ネコちゃんの膵外分泌不全症の予防法についての知識も持っておくと、さらにネコちゃんが苦しむかもしれない時間を最小限に抑えることができますよね。
そこで、ここではネコちゃんの膵外分泌不全症の治療法と予防法についてお伝えさせていただきます。
ネコちゃんの膵外分泌不全症は、症状に合わせた対症療法を取ることがほとんどです。酵素をエサに混ぜて食べさせる、ビタミンB12の投与、消化しやすいエサを与える食事療法、また、膵炎が原因になっている場合には外科手術が必要になることもありますので、獣医さんとよく相談した上で治療を行いましょう。
膵外分泌不全症の予防は、膵炎などの対策を行うことが重要になります。日常生活の中からネコちゃんの様子には注意するようにするとともに、定期的に動物病院に連れて行くようにし、異常がないかをしっかりと検査しましょう。
また、ネコちゃんの膵外分泌不全症は一生涯にわたって治療が必要になることもありますので、万が一の際に備えてペット保険に加入する、ペット貯金をしておくなどの備えをしておくと安心かもしれませんよ。
今回、お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとネコちゃんの生活をより良いものにする上で役にたつものでありますことを願っております。
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