飼育・育て方

鳥の飼い方 飼いやすい鳥の種類と飼育の注意点

「新しくペットを飼おうかな」お考えの方がまず悩むことと言えば、どんなペットを家族に迎えるか…ということではないでしょうか?

生活リズムなどは人それぞれで、それにあったペットを家族に迎えられるといいですよね。「小さなスペースで飼いやすいペットがいいな…」とお思いの方にオススメなペットが「鳥」です。

鳥はワンちゃんやネコちゃんと違い、飼うために必要なスペースもコンパクトに収まりますし、ケージを掃除したり、エサや水を交換するだけで大丈夫なのです。また、お散歩などをさせる必要もなく、運動といえばお部屋の中を飛ばせたりするだけで大丈夫なのです。

何よりも、鳥はコミュニケーションが大好きです。言葉を覚えてくれたり、飼い主さんの手や方に乗ってくれますし、みなさんが思っている以上に私たち人になついてくれます!ワンちゃんやネコちゃんもいいですが、鳥もオススメのペットなのです!

今回は、一人暮らしの方でもオススメの鳥の種類と飼い方、また病気になってしまったときに入っておくと安心のペット保険に加入できるかどうかという点についてお教えします!!

鳥をペットにするとわかる、かわいらしさ

ワンちゃんやネコちゃんをペットにした際にどうなるのかということは想像しやすいと思いますが、鳥を家族に迎えた際にどうなるかは意外と思い浮かびませんよね。
 
鳥は「自由気ままでいうことを聞かずに懐かないのではないの?」というイメージをお持ちの方も多いのではないかと思いますが、そんなことはありません!ワンちゃんやネコちゃんにも負けないくらい賢い子たちばかりです。しかも、鳥は長生きする子が多く、20年から30年くらいの寿命を持つ子もいます。

懐いている鳥は、飼い主さんの方に乗ってきたり、かまってとこちらにちょっかいを出してくることもあります。ピヨピヨと鳴きながら近づいてきたりする姿は愛らしくて、とても癒されますよ!

鳥たちは人間が大好きで、おしゃべりが好きな子もいます。飼い主さんの口癖を覚えてくれたり、ふと口ずさんだ歌をいつの間にか歌う、ダンスを踊ってくれるなど、コミュニケーションをとるために愛らしい努力をたくさんしてくれるのです。また、合図をしたら肩に乗る、飼い主さんの指先にとまるなどの芸を教えるとちゃんと覚えてくれますよ。

どうやって飼えばいいの?鳥の住処とエサについて

鳥を飼おうと思った時に、みなさんがまず知りたいことといえば、どのような環境が鳥にも必要なのかということと何を食べさせればいいのかということではないでしょうか?

鳥を飼うために必要なものがまずケージです。飼い主さんが鳥の様子を見ていられる時は放し飼いでも良いですが、それ以外の場合はケージが必要です。鳥がきちんと羽を伸ばせる大きさが理想で、羽の大きさの2倍の横幅と縦幅があれば大丈夫でしょう。ケージを置く場所はなるべく部屋の真ん中以外で、エアコンの風が当たらない窓際を避けたところが理想です。鳥は暑さや寒さに弱いため、なるべく温度が変わらないところが良いでしょう。

鳥は、人間と同じように夜に寝る生き物なので、1日30分から1時間の日光浴をさせましょう。日光浴をすることで鳥は皮膚でビタミンDからD3を生成します。これは消化管でカルシウムを吸収するための大事なビタミンであるため、日光浴は鳥にとってとても大事なものとなります。

「日中に家にいないから日光浴をさせられない…」という方もいらっしゃりますよね。そんな飼い主さんでも、スパイラル・バイタライトというライトを使えば大丈夫です。これは全ての光の波長を含んだライトで太陽光に最も近い光を出せるライトと言われています。日中に点灯して、夜には消灯するようにしましょう。

エサは鳥専用のドライフードを主に与えます。しかし、鳥のために作られたドライフードをだからと言って、それだけではビタミンなどが不足してしまいます。そのため、果物やサプリメントなども与えるのがいいでしょう。また、飼う鳥の種類によって必要となる栄養素の量も変わってくるので、これだけあげておけば大丈夫というエサはありません。そのため、必要な栄養素などをきちんと考えてエサを与えるようにしましょうね。

どんな鳥がペットにはオススメなの?

鳥は、私たちが思っているよりも多くの種類がいます。ここでは、ペットに向いている鳥の種類とその特徴をご紹介したいと思います。

まず、ご紹介するのがみなさまもご存知の「セキセイインコ」です。頭が非常に良く、感情表現も豊かで、とても人懐っこいのです!ヒナから育てればみなさまも憧れる手乗りインコになっちゃいます。

なぜ人懐っこいのかというと、セキセイインコはもともと自然界では群れで暮らす生き物なのです。そのため、とってもさみしがり屋さんです。飼い主さんともコミュニケーションをたくさんとろうと頑張ってくれます。飼い主さんのよくしゃべる言葉や、歌っている歌などを覚えて、セキセイインコもそれを真似するようになります。セキセイインコにとってコミュニケーションは楽しいことなので、人に興味をもって仲良くしようとしてくれているのです。

セキセイインコは鳥だから言葉は覚えてもそんなに頭はよくないのではと思う方もいるかとは思いますが、なんとほぼ2歳児くらいの知能があるので物覚えも非常に良いのです。そのため、ケージから出して欲しくて騒いでいる時に簡単に出してしまうとそれを覚えてずっと騒ぐようになってしまうくらい賢いので気をつけてくださいね。

次におすすめしたい鳥が、ブンチョウです。可愛らしい見た目で、スズメをもう少し小さくした感じの大きさと思っていただければ、その可愛さが伝わりますでしょうか?

ブンチョウはセキセイインコとは違い、歌やしゃべることが苦手な子が多いため、歌などを覚えてくれないことの方が多いです。もちろん、覚えてくれる子は覚えてくれますし、それ以外のコミュニケーションで人と仲良くしようとしてくれるため非常に愛らしいですよね。また、セキセイインコと同じく、ヒナの時から育てていれば手乗り文鳥になってくれます。

パートナーと認めた人や鳥に対しては非常に愛情深く、飼い主さんが他の人や鳥と仲良くしていると嫉妬してしまうこともあります。

もともとは南国の暖かい地域で暮らしていたブンチョウは暑さには強いのですが、寒さにはとても弱いのです。秋から春先まではブンチョウにとってとても厳しい季節になりますので、ペットヒーターを設置するなどの防寒対策をとってあげるようにしてくださいね。

ブンチョウの鳴き声はセキセイインコなどに比べると小さめな声なので、騒音が気になるような家に住んでいる方でも安心して飼えると思いますよ。

鳥のかかりやすい病気と症状、ペット保険には入れるの?

先ほど、ご紹介したブンチョウやセキセイインコは、ウイルスや細菌が原因の病気にかかりやすい傾向があるため、注意が必要となります。できれば、ケージの中を毎日掃除して、エサの食べ残しを片付ける、水は朝と晩交換するなどしましょう。それでも、鳥が病気になってしまうことはあるため、ここでは鳥がなりやすい病気についてお教えしたいと思います。

まず、はじめにご紹介したい感染症がクラミジア感染症、通称オウム病です。外部から飼い主さんが持って帰ってきてしまった細菌が原因で発症してしまうこともありますが、ペットショップなどにいる時に感染してしまっている鳥さんもいます。

この病気ならではというような症状はなく、元気がなくなり、ものを食べずに下痢をしてしまうなど風邪に似た症状がよく見られます。

有効な対策は、飼い主さんが帰宅した際に手洗いを徹底するなど菌を持ち帰らないようにすることが重要です。また、何か鳥の様子がおかしいと思ったらすぐに動物病院に行くようにしましょう。
 
そして、鳥がかかる病気の中で、免疫不全や内臓疾患などを引き起こし、命を落としてしまう恐れがある病気が、ウイルス性羽毛疾患です。

この病気は全ての鳥に感染する可能性があるウイルス性疾患で非常に注意が必要となる病気です。人間のエイズウイルスのように、免疫力が低下し、治療薬もないという不治の病となっております。

急性の場合の症状は、名前になっている羽毛が抜けるなどの変化はなく、急激に体重が減少し、下痢や食欲不振を起こします。慢性の場合は羽毛が急激に抜け落ち、異常な形の羽毛が生えたり、生え揃う前に抜け落ちてしまうなどの症状が見られます。また、クチバシが変形してしまうなどの症状も見られます。

治療法はまだ確立されていないため、症状を抑える投薬などを行うことが主ですが、栄養バランスの改善や、ストレスをあたえないようにするなどしていると、検査でウイルスが確認されない状態になる鳥もいるため、諦めずに治療を行うことが大事です。

年に一度血液検査を行う、飼い主さんが手洗いなどをしっかりとして外部からウイルスを持ち込まないようにするなどが有効な予防法となります。

このように鳥はウイルス性の病気になりやすく、動物病院での検査や治療などの医療費が高額なものになってしまうことも少なくはありません。その際、飼い主さんの負担を少しでも減らすことができるのがペット保険です。

ペット保険は、手術や通院の際に飼い主さんが支払う医療費を、保険会社が定めた割合、限度額の中から保険金を支払われるため、動物病院に通いやすくなるというメリットがあります。鳥も人と同じく、いつ体調を崩すかわからないものです。何かがあった時に医療費の負担を減らせることで何かおかしなことがあれば、動物病院に迷いなく通えるため、結果的に鳥の長生きにつながるのです。

そこで飼い主さんが考えてしまうのは「鳥はペット保険に入れるの?」という点ではないでしょうか。ワンちゃんやネコちゃんですと、大体の保険会社でペット保険の取り扱いがありますが、鳥に対応しているペット保険はそう多くありません。しかし、鳥も加入できるペット保険もしっかりとあるため、補償割合や、多数ある料金プランを比較し、ご自身の鳥に一番合っていると思うペット保険を検討してみてはいかがでしょうか。

鳥との生活楽しみですね!

コミュニケーションが大好きで、様々な個性を持った鳥。そんな鳥たちはきっと、みなさんのことを愛らしいしぐさなどで癒してくれることでしょう。

今回、ご紹介させていただいたものは鳥の魅力のほんの一部でしかありません。信頼関係を築いていくことでみなさんのことを一番理解してくれる最良のパートナーになってくれること間違いなしだと思いますよ。また、病気になる前にぜひ、一度ペット保険への加入を検討してみてくださいね。

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