ペットとの生活
【犬の健康】ペットへの上手なお薬の飲ませ方
ワンちゃんに薬を与えるという際に、飼い主さんは「ワンちゃんが薬を飲もうとしてくれなくて困っている…」というお悩みをお抱えになられているのではないかと思います。
そこで、今回はワンちゃんに薬を与える際に、どのようなことに気を付ければ良いのかということや、ワンちゃんが飲む薬にはどのような種類があるのかということについてお伝えさせていただきます。
犬が飲む薬には、どのような種類があるのかを教えて!
ワンちゃんにとって、薬は「苦くて、まずい…。」などのマイナスイメージが強いものであり、飲ませようとすると本気で嫌がるということも多いかもしれません。
ワンちゃんの薬には、いくつかの種類がありますので「この種類だと嫌がらず飲んでくれるのに、この種類は全く飲まないな。」という場合に獣医さんによっては薬の種類をご自身のワンちゃんにとって飲みやすいものに変更してくれることもあるのです。
薬の種類が異なることにより、メリット、デメリットはありますが、複数の種類があるという薬では、その効能はほぼ同じことが多くなっています。
ここでは、ワンちゃんが飲む薬にはどのような種類があり、種類にとって異なるメリットやデメリットについてお伝えさせていただきます。
ワンちゃんが処方される薬で最も多いものであり、飼い主さんが薬を与える際に苦労するものといえば錠剤タイプの薬ではないでしょうか。
この錠剤タイプの薬は他の薬と比較した際に、薬の量を正確に与えることができるというメリットがあります。
同じようにカプセルタイプの薬も、ワンちゃんに正確な量の薬剤を与えることができるのですが、喉や舌に張り付いてしまうこともありますので、カプセルタイプの薬を好まないというワンちゃんもいるかもしれません。
粉薬タイプの薬剤ですと、液体やウエットフードなどに混ぜて与えることができますので、苦い味がしないなどの場合にはワンちゃんに薬を与えやすくなっています。
このタイプの薬はワンちゃんが薬を混ぜたエサや液体を食べ残してしまったり、こぼしてしまいますと、薬の分量を正確に与えることができなくなってしまいますので、エサや液体に薬を混ぜるという場合には、ちゃんと食べ残しや、こぼしたりしないようにして、しっかりと薬を混ぜてから与えるようにするのが良いでしょう。
シロップタイプの薬剤は、甘い味などがついているとワンちゃんも嫌がらずに飲んでくれることが多くなっていますが、粉薬を水に溶かして与える時と同じように、正確な量を与えることが難しいというデメリットもありますので、飲み残しなどがないように飼い主さんが注意してあげるようにしましょう。
このように様々な種類の薬がありますので、ワンちゃんによっては得意な薬と苦手な薬があるのはあたりまえのことなのです。
飼い主さんが薬を与える際にどのような方法を選ぶかということも重要になりますので、薬が処方されるという際には、獣医さんにどのような種類なのかを尋ねておくのも良いかもしれませんよ。
薬を嫌がらずに飲んでくれる方法は?犬に優しい薬のあげ方はどのような方法?
ワンちゃんにとって薬を飲むという行為は、自然界で暮らしていた時にはなかったものですので、薬に関して苦手意識を持っているワンちゃんの方が多くなっています。
そのため、飼い主さんが様々な工夫をしてあげ、薬に対しての苦手意識を取り除き、なるべく嫌な思いをせずに薬を飲めるようにしてあげるのが良いでしょう。
ここでは、薬の種類によって異なるあげ方や、食べ物などに混ぜずに薬を与える方法などについてお伝えさせていただきます。
錠剤やカプセルタイプの薬の場合には、チーズやパンなどのワンちゃんが好む食べ物で薬を包んで与えるのが良いでしょう。
普段食べるものに混ぜてしまいますと、薬の味などが出てしまった場合にそれらを食べなくなるということもありますので、普段は与えないもので包むようにすると良いかもしれません。
それに加えて、与える際に大きくなってしまいますと、噛んだ時に薬の味が出てしまうということもありますので、なるべく小さくし、噛まずに飲み込めるようにすると、良いでしょう。
「包み込まずに好物の中に、薬を入れておけば良いのではないの?」という疑問をお持ちになられる飼い主さんもいらっしゃるのではないかと思いますが、薬だけ残してしまうことが良くありますので、薬を食べ物の中に入れる際には、しっかりと食べ物で包み込むようにしましょう。
粉薬の場合に、味があまりないという場合には、液体や缶詰などのウエットフードなどに混ぜて与えれば、ワンちゃんも嫌がらずに飲んでくれるのですが、食べ残しやこぼしてしまったりしますと、正確に薬を与えることができませんので、飼い主さんが注意してあげるようにしてあげてください。
また、苦い味がする粉薬の場合には、薬局などに売っているカプセルに包んだり、オブラートに包んだりして、錠剤タイプの薬を与える時と同じように与えるのも良いかもしれません。
それ以外にも、薬を水で溶かして口の端からスポイトを差し込み、薬を与えるという方法もありますよ。
シロップタイプの薬剤を与える際には、スポイトなどを用意すれば、ワンちゃんに無理に口を開けさせたりする必要なく、薬を与えることができますが、口からこぼれてしまうなどすると正確な量を与えることができませんので、その点には注意するようにしてくださいね。
薬を食べ物などに混ぜずに与える方法は、慣れれば時間もかからずに薬を与えることができますし、最も確実に薬剤を摂取することができますので効果的です。
しかし、飼い主さんもワンちゃんもコツを掴むまでは時間がかかりますし、お互いに信頼関係がしっかりと築けていないと行なうことができませんので、しっかりと日頃からコミュニケーションをとっておくようにしましょう。
ワンちゃんに直接、薬を与える際には飼い主さんがワンちゃんの口を開けさせる必要があります。
利き手ではない方の手を使い、上あごを掴み、上を向かせた後に、右手で口を開けさせましょう。
この際、右手の親指と人差指で薬を持っておくようにしましょう。
口を開けさせたら、舌の奥の方に薬を起き、ワンちゃんの口を閉じ、薬を飲み込むまで喉を撫でながら口を閉じさせておくようにしてください。
この方法で薬を与える際には、薬を飲ませるために必要な時間を最小限に抑えるために、手早くするということと、薬を飲んだ後にワンちゃんのことをしっかりと褒めてあげるということです。
「薬を飲むのは楽しくないな」と考えているワンちゃんに「薬を飲むと飼い主さんが喜んでくれるし、褒めてくれるな」とワンちゃんに思わせることができれば、さらにスムーズに薬を与えることができるかもしれませんよ。
ワンちゃんの健康を守るためには、薬を飲ませなければいけない時もある!スムーズに与えられるように!
ワンちゃんの健康を守るためには、薬を与えなければいけないということもあるかもしれません。その時にスムーズに薬を与えることができればワンちゃんが嫌な思いをする時間も減りますし、正確に薬を与えることができますので、より早く、健康な状態に戻ることができるかもしれませんよね。
今回、お伝えさせていただきました情報は、あくまでも一例であり、飼い主さんのワンちゃんによっては、もっと効果的な方法があるかもしれませんので、様々な方法を試し、一番効果的なものを見つけてくださいね。
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