ペットとの生活

猫の出産の際に飼い主さんが知っておくこと注意点

「ネコちゃんの子どもを見たい!」という飼い主さんでも、初めての出産をするにあたって様々な不安を抱えているのではないかと思います。

そのような時に、ネコちゃんが妊娠時にできることや、出産時にどのようなことに気をつけておけば良いのかを飼い主さんが理解しておくと、安心して出産できるようにサポートしてあげることができますよね。

そこで、今回はネコちゃんの妊娠時や出産時に、どのような行動が見られるのか、飼い主さんはどのようにサポートしてあげれば良いのかということについて、お伝えさせていただきます。

猫が出産するまでの期間に見られる変化にはどのようなものがあるの?

去勢、避妊手術をしていないネコちゃんの場合には、妊娠し、出産することもあります。

妊娠した場合には、ネコちゃんの身体や行動に変化が見られることもありますので、それらについて飼い主さんが把握しておくと、様々なサポートをしてあげられるかもしれませんよね。

ネコちゃんの妊娠期間は、60日から68日までの間であると言われており、およそ2ヶ月程度で子どもが生まれます。

60日未満で出産に至る場合には、早産となり、生まれてきた子猫は命を落としてしまうことがほとんどですので、注意をするようにしてください。

妊娠期間中のネコちゃんの身体の様子や、行動は絶えず変化を続けるため、できるだけそれらについて理解しておくと良いでしょう。

妊娠してから20日目あたりで、ネコちゃんの身体や行動に変化が見られるようになります。

この時に見られるものとしては、乳首がピンク色に変わり、1週間ほど食欲が低下するというものでしょう。

食欲の低下は、一時的なものですが、あまりにもエサを食べないようでしたらネコちゃんが好みそうなものをあげるようにするなどの工夫をしてあげると良いかもしれません。

妊娠30日目からは、乳房が膨らむようになり乳首も普段と比較した際に大きく見えるようになります。

お腹も膨らみ始め、ネコちゃんの外見から視認できるようになりますので、この時期に妊娠に気づくという飼い主さんも多くなっています。

ネコちゃんが妊娠してから45日後には、食欲が増加し、お腹の中の子どもを育てるために必要な栄養素を摂取するためです。

運動などもしなくなり、活動量がグッと低下することもあります。

また、お腹の中の子どもを守るために、飼い主さんや他のネコちゃんに攻撃的な態度を見せることや、大きな物音や撫でられたりすることにストレスを感じてしまうということも多くなっていますので、この時期のネコちゃんにはあまり構い過ぎたりしないようにし、ストレスを最小限に抑えるように配慮してあげましょう。

妊娠してから50日が過ぎると、お腹の中の子猫の胎動を感じることができるようになります。

この時期のネコちゃんは体重も増え、妊娠後期ですのでデリケートな時期になりますので、お腹を触りすぎたり、ネコちゃんに構いすぎないように気をつけてくださいね。

最悪の場合には、早産や流産などを引き起こしてしまうこともありますので、適切な距離感でネコちゃんを見守ってあげるようにしましょう。

ネコちゃんが妊娠してから60日程度が過ぎますと、いよいよ出産が近くなってきますので様々な行動が見られるようになります。

ネコちゃんがそわそわと落ち着きのない行動をし始めたり、頻繁に毛づくろいをしたりするようになり、身体を清潔に保つようになることもあります。

出産間近ですので、さらに攻撃的な態度を見せるようになり、過敏な反応を見せるようになりますので注意してくださいね。

出産するために巣作りを始めることもありますし、母乳が出るようになります。

出産が近くなるにつれて、食欲が低下することもあるのです。

このような行動を見せるようになりますと、もう出産は目前です。

できるだけネコちゃんを刺激しないようにし、ゆっくりと出産を見守ってあげるようにしてくださいね。

猫が出産する前にはどのような行動が見られるようになるのかを教えて!

ネコちゃんが出産するまでの期間には様々な行動が見られるようになりますが、それに加えてネコちゃんが出産する直前にどのような行動が見られるのかということについて、飼い主さんが理解しておくと良いかもしれませんよ。

ここでは、ネコちゃんが出産直前に見せる行動をお伝えさせていただきます。

ネコちゃんは妊娠中から様々な行動を見せるようになります。

普段と比較すると様々な物に対して過敏に反応するようになりますので、ネコちゃんにストレスをあまりかけないように気を付けてあげてくださいね。

出産直前になりますと、ネコちゃんはそわそわと落ち着かなくなります。

食事や排泄を全くしなくなり、形だけの排便姿勢を見せるということもあります。

床を掘り起こすような営巣行動を見せるようになり、出産に適した薄暗く、乾燥しているフワフワとした柔らかい場所を探すような素振りを見せることもありますので、前もって飼い主さんが出産に適した場所を作っておくのも良いかもしれません。

陰部や、乳房などをしきりにグルーミンするようになるのも、出産直前によく見られる行動ですので注意してチェックするようにしてくださいね。

猫の出産中に飼い主さんがしてあげられることは?

ネコちゃんの出産中には基本的には飼い主さんはあまり手出しをしないほうが良いでしょう。

出産中のネコちゃんは普段よりも神経質になっていますので、攻撃的な態度を見せることが多くなっています。

「人間の出産するときのように、お腹や背中を撫でてあげたほうが良いのではないか?」とお考えになられる飼い主さんもいらっしゃるのではないかと思いますが、ネコちゃんが痛がってしまうこともありますし、撫でられることがストレスになってしまうということもあるかもしれませんので、近くで見守るようにするのが良いでしょう。

できるだけ、ネコちゃんが落ち着いて出産できる環境を作ってあげるようにすることが飼い主さんがネコちゃんの出産中にできることです。

テレビなどを消して静かな環境を作ってあげるとともに、ダンボールやタオルを敷き詰めてネコちゃんの出産に適した環境を作ってあげましょう。

ネコちゃんの出産中に飼い主さんが、子猫のへその緒を切ってしまったり、タオルなどで拭いてしまいますと、ネコちゃんが子猫に対する興味を失ってしまい、育児などを全くしなくなってしまうということもありますので、ネコちゃんが出産しやすい環境を作ってあげるようにするだけにとどめ、出産はネコちゃんの力だけで行わせるようにしてくださいね。

できるだけ手出しはしないようにすると言っても、ネコちゃんが難産で1時間以上出産が終わらないという場合には、ネコちゃんも子猫も命を落としてしまう危険性もあるため、早急に動物病院につれていき、適切な処置を受けさせてあげるようにしましょう。

ネコちゃんの出産は一大事!飼い主さんが優しく見守り、最大限のサポートをしてあげましょう!

ネコちゃんにとって、妊娠、出産は一大イベントになりますので、できるだけストレスを感じずに落ち着いて出産することができるように飼い主さんが配慮してあげることが重要なことになります。

飼い主さんも不安をお抱えになられるとは思いますが、何よりもネコちゃんが不安を抱えているのです。

それを最小限に抑えるためにも、様々な知識をお持ちになり、できるだけのことをしてあげるようにしてあげてくださいね。

今回、お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとネコちゃんの毎日をより良いものにするお手伝いになりますことを願っております。

お問い合わせはこちら【通話無料】募集代理店:アイ・エフ・クリエイト0120-616-400【受付時間】9:30~18:00(年末年始、日曜、祝日は除く)

この記事を書いた人

ペットのいろは編集者 皆様が安心してペットたちと過ごせるよう、有益な情報を発信してまいります。