ペットとの生活
犬の長生きのために飼い主が注意すること
ワンちゃんの老化が進むにつれて、様々な病気になってしまうかもしれないリスクは増加しますし、それに加えて若い時のように動けなくなるなどの不自由も出てくるのです。
そのような時に、どのような前兆が見られるのか、どのような病気の可能性が考えられるのかを理解しておくことで、飼い主さんも心の準備をすることができるでしょう。
そこで、今回はワンちゃんが長生きするために、飼い主さんが注意してあげた方が良いことと、ワンちゃんが亡くなる時に見られる前兆などにもついてお伝えさせていただきます。
犬の平均寿命はどのくらいなの?
ワンちゃんの平均寿命は、医療技術が発展した現代では伸びており、12歳から15歳と言われています。
ワンちゃんは成長のスピードも早いため、人間の年齢に換算するとおよそ70歳程度だと考えられているのです。
ご自身のワンちゃんが、小型犬か大型犬かによって寿命は変わり、大型犬よりも小型犬の方が寿命が長くなっています。
飼い主さんは「なぜ、大型犬は小型犬よりも寿命が短いの?」という疑問をお持ちになられる飼い主さんもいらっしゃるのでないでしょうか?
これは、身体のサイズを考えた際に心臓や肺が弱くなっているため、酸素が身体全体に十分に供給されないことが原因ではないかと考えられています。
身体に行き渡る酸素の量が十分ではないということは、細胞の老化を早めてしまいます。
細胞の老化が早めるということは、細胞異常などを引き起こすリスクも高くなるため、ガンを発症する確率も上がりますし、心臓などに負担もかかるため、心臓病のリスクも格段に上昇します。
大型犬を飼育する際は、それらの点に注意したほうがいいかもしれません。
どのようなことに気をつければ、犬の寿命を伸ばすことができるの?
ワンちゃんの寿命を伸ばすためには、ワンちゃんの健康をしっかりと守り、身体の状態などを良好に保つということが必要になります。
しかし、「どのようなことに気をつければ良いのかわからない。」という飼い主さんもいらっしゃることでしょう。
ここでは、ワンちゃんに長生きをしてもらうために飼い主さんが気をつけたほうが良いことについてお伝えさせていただきます。
ワンちゃんが寿命を伸ばし、健康的な生活をおくる上では飼い主さんに気をつけていただきたいことがいくつかあるのです。
ワンちゃんの寿命を伸ばし、長生きをしてもらうためには、ワンちゃんが感じるストレスを最小限に減らしてあげるということも必要になります。
ワンちゃんにとってストレスになってしまうことは、飼い主さんがスキンシップや遊びなどのコミュニケーションを取ってくれない、食事が十分に食べられない、寒すぎたり、熱すぎたりする環境で飼育するということです。
ストレスを減らすためには、日々の生活の中からこれらのストレスを増加させる要因を改善させていくということが役立つでしょう。
ストレスを減少させるという点では、ワンちゃんに去勢、避妊手術をしておくということも効果があるかもしれません。
発情期のワンちゃんは、オス、メス問わず繁殖行動を求めて、興奮状態になっていることが多くなっているのです。
繁殖行動を求めているワンちゃんにとって、繁殖ができないということは大きなストレスになってしまいますし、飼い主さんの言うことを聞かないくらい興奮してしまうため、ワンちゃんにとっても、飼い主さんにとっても負担になってしまいますよね。
そのストレスを取り除くと同時に、生殖器系の病気を発症するかもしれない確率を減少させることができますので、去勢、避妊手術をしておくというのも良いかもしれませんね。
高齢のワンちゃんは、認知症などの高齢になるにつれて発症する病気に気をつけなければいけません。
認知症などを発症してしまった際には、寝たきりになってしまうこともあるでしょう。
そのような場合に、寝たきりの生活をしてしまいますと、ワンちゃんの寿命が短くなってしまうかもしれませんので、散歩に行けなくても、足を動かしてあげる、日光を浴びさせるなどの健康な時と変わらないような生活に近づけてあげるのが良いでしょう。
生活習慣に気を配ってあげることにより、ワンちゃんの健康状態を良好に保つことができます。
食事管理や、十分な運動ができていないという場合には、ワンちゃんが肥満になってしまうこともあるでしょう。
肥満になってしまったワンちゃんは、糖尿病などの病気を発症してしまうリスクが増加しますし、関節などに多大な負荷がかかるため、ヘルニアや関節炎になっていしまうこともあるかもしれません。
肥満を予防する上で重要な事は、摂取するカロリーを適正に保ち、運動をしっかりとさせるということです。
人間の食べ物を与えないようにするということも重要になります。
ドッグフードに比べると、カロリーなども高くなっていますし、食物に対してアレルギーを持っていることもありますので注意しましょう。
エサを与え過ぎないようにする、運動をしっかりと取らせ、散歩以外で運動する機会などを増やすことで肥満になってしまうかもしれないリスクを減少させることができるということを覚えておいてくださいね。
肥満は日々の生活習慣を見直すことで改善できる病気です。
ご自身のワンちゃんによって異なる適正体重や運動量などを把握しておくようにしましょう。
ワンちゃんの口腔内の健康を保つようにするということも、ワンちゃんの寿命を伸ばすためには必要になります。
歯周病などで歯が抜け落ちてしまっていたりすると、食事を取る際にワンちゃんがしっかり物を食べられない、歯茎に炎症などが起きているため、食事をしたがらないということもあるでしょう。
食事をしっかりと取らなければ、栄養バランスが崩れてしまいますし、生命活動を維持する上で必要なエネルギーを摂取できなくなってしまうかもしれません。
それを防ぐためにも、歯石や歯垢を溜めないようにし、口腔内の環境を清潔に保つようにしてくださいね。
飼い主さんが歯磨きをしてあげたり、歯垢や歯石取りに効果があるガムなどのおやつも歯周病などの病気を予防する上では役に立つと思いますよ。
犬が亡くなる時の前兆はどのようなものがあるの?
老衰でワンちゃんが亡くなるときには前兆があるということはほとんどなく、突然その日が来るということが多いようです。
徐々に、エサを食べる量が減ったり、運動をしなくなったり、寝ている時間などが長くなると、ワンちゃんが亡くなる前兆かもしれませんので、なるべく長い間一緒に居てあげてください。
病気などの場合には、症状が悪化したり、元気をなくしていき、最終的には亡くなるということが多くなっています。
病気の進行状態や、エサの食いつき、排泄物などに気をつけて様子を見守ってあげてください。
命あるものは、いつかは死を迎えます。
その時に、後悔をしなくて済むようにワンちゃんにしてあげられることを1つ残らずしてあげてくださいね。
ワンちゃんの健康を守り、一緒に長生きしてもらおう!
ワンちゃんの健康を守るためには、生活習慣や病気についての知識をしっかりと持ち、ワンちゃんの体を健やかな状態に保ってあげる必要があります。
ワンちゃんにとっては、飼い主さんと一緒に過ごす日々が一番嬉しいものなので、できるだけワンちゃんといる時間を大切にするようにしましょう。
今回、お伝えさせていただいた情報が、飼い主さんとワンちゃんが楽しい生活を送るうえでの手助けになりますことを願っております。
ワンちゃんの異変や変化を見逃さないようにしてあげてくださいね。
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