ペットとの生活
子育て中にペット 飼うメリットと子どもの「飼いたい」の対応法
子どもが大きくなり、赤ちゃんだった時に比べて子育てが落ち着くと、子どもが「ワンちゃん、ネコちゃんを飼いたい!」とペットを家族に迎えることをせがんでくることもあると思います。
今回は、ワンちゃんやネコちゃんなどのペットと子どもが仲良く暮らしていくために大切なことや、子育ての上でペットがもたらしてくれるメリットについてお伝えさせていただきます。
ペットが子育てに与える良い影響や悪い影響はなに?
子育てをしながら、ワンちゃんやネコちゃんのようなペットを迎える際に気になることといえば、どれくらい大変なのかと良い点と悪い点ではないでしょうか?
ペットを触れ合うことにより、子どもは自分より小さい命が大きくなっていく姿を間近で見ることができます。子どもにとってそれは大きな感動でもありますし、命の重さなどを家族の一員であるワンちゃんやネコちゃんから学ぶことができるため、感受性が豊かになり、思いやりの心を学べるでしょう。
多くの親御さんが「ちゃんとお世話できるの?」というような問いかけをすると思いますが、小さな頃に自分より小さな動物を世話するということは子どもに責任というものについて理解させる手助けにもなります。ワンちゃんやネコちゃんなどのペットはエサをあげたり、トイレの世話をしたりなど、みなさんが思っている以上にお世話をしなければいけないことがあるのです。
子どもにそれらを全てさせるというのは、さすがに難しいことですが、何か一つでも担当させることや、親御さんが手伝ってあげながらお世話をしていくことにより、様々なことについての責任について考えられたり、誰かのために何かをすることや、生きていくために必要になる幾つもの大切なことを学ぶことができます。
きちんとしつけられたワンちゃんやネコちゃんですと、子どものお母さん代わりでもあり、兄弟代わりにもなります。面倒を見てくれたり、子どもに何かがあった時には全力で守ろうとしてくれるとても心強い家族のパートナーになってくれるので、お母さんもお父さんも安心ですよね。
ペットが子育てに与える悪影響は、しつけや信頼関係が保てていない場合にはペットが子どもに攻撃的な態度をとってしまうことですね。ですが、ワンちゃんやネコちゃんが小さな時からきちんとしつけ、コミュニケーションをとることで避けられることですので、親御さんがお子さんと一緒にしつけるようにすると良いでしょう。
ワンちゃんやネコちゃんなどのペットは抜け毛があったり、ノミやダニなどがいる場合もあります。子どもによっては、くしゃみや鼻水、皮膚炎のようなアレルギー症状が起き、喘息を引き起こしてしまう可能性もあります。そのため、ペットの抜け毛に気を使い、きちんと掃除をするようにするなどをして、アレルギーの原因となるものを無くすようにしましょう。
また、子どもが生まれる前からワンちゃんやネコちゃんなどを飼っているご家庭ですと、出産後に構ってもらえないストレスなどで体調を崩してしまったり、攻撃的になってしまうこともあります。子どもが生まれた後も、きちんとペットのコミュニケーションをとると同時に、ワンちゃんやネコちゃんを子どもと触れ合わせることで、子どもとの絆も芽生えるので、数ヶ月の間、他の人に預けるなどをせずに家族の一員として、今までと同じように接することを忘れないようにしてくださいね。
ペットと子どもが生活していく上で必要になってくることは?
まず、子どもとペットが生活していく上で大切なことは、ワンちゃんやネコちゃんをきちんとしつけることと、子どもにワンちゃんやネコちゃんのようなペットの命の大切さについて親御さんの口からきちんと伝えることです。
ワンちゃんやネコちゃんをきちんとしつけていないと、ケンカなどをしてしまって子どもがケガをすることもありますし、それに負けじと子どもも暴力的な子に育ってしまうかもしれません。それを避けるためにも、ご両親がワンちゃん、ネコちゃんと子どもの関係が良好なものになるように注意を払うようにしてあげてくださいね。
小さな子どもがいる家庭では、ワンちゃんやネコちゃんのやることに神経質になりがちです。室内飼いで飼育されているペットは野生の動物と違い、危険な菌を持っていることはそうそうありません。
ワンちゃんやネコちゃんのワクチン接種などをしていれば、大丈夫なことが多いのです。子どものそばにワンちゃんやネコちゃんなどが入ってしまった際も危険な行動を取ろうとするまでは大らかな気持ちで見守ってあげるということも大切なことです。
そして、何よりも大切なことは、掃除をきちんとするということです。先ほどお伝えした通り、ワンちゃんやネコちゃんなどの抜け毛がアレルギーを引き起こしてしまうこともありますし、子どものおもちゃを誤飲してしまうこともあるかもしれません。
ワンちゃんやネコちゃんのトイレ掃除などもこまめに行うようにし、ブラッシングをして抜け毛を少なくするなどペットを清潔に保つのもわすれないようにしましょう。ブラッシングについては子どもにブラッシングをしてもらうようにするなど、ご両親の方から頼んでみるのも良いと思いますよ。子どもとワンちゃんの信頼関係を深めるのに役立つはずです。
子どもにも、「ワンちゃんが飲み込んだら危ないから片付けようね。」というように片付けをきちんとさせるようにすれば、いろんなことを自立的にできるような子に育ってくれるでしょう。
子どもがペットを飼いたいと言ったら伝えてほしいこと
子どもが「ペットを飼いたい。」と言ってきた時に、「うちはペットを飼わない。」というように頭ごなしに否定してしまったことがある親御さんもいらっしゃるのではないかと思います。ペットは人間より寿命が短いため、死んでしまった時に子どもが悲しい気持ちになるのが嫌だから否定してしまうという親御さんの優しさなのですが、子どもは「飼いたい!」という気持ちが先行してしまっていることも多く、「絶対に世話をするから!」と言って説得してきますよね。
ここで、覚えておいていただきたいことは頭ごなしに飼わないというのではなく、きちんと命の大切さを教えてから、どうしてペットを家族に迎えたいのかを聞くようにするということです。
根気よくゆっくりと、「どうして飼いたいのか」「ペットが死んでしまうこと」「責任を持って最後まで面倒をみれるのか」ということについて話し合うようにしてください。お母さんが話を聞いて、お父さんに伝えるという形ではなく、家族全員で話し合いましょう。
ご家族にペットを迎えることが決まったとして、子どもが世話をすると自分で言っていてもワンちゃんやネコちゃんの世話を全てすることは難しいでしょう。散歩をすると言っても寝坊してしまうこともあるでしょうし、トイレの掃除も嫌になってしまうかもしれません。
そこで「何か一つでもいいからお世話を必ずやれる?」ということを聞き、それだけは必ずやってもらうようにしましょう。何か一つでも、子どもがきちんとやってくれれば、ワンちゃんやネコちゃんの世話も楽になりますし、何かをちゃんとできたという子どもの自信にもつながります。なによりも、ワンちゃんやネコちゃんの面倒を見ることで絆が芽生え、きっと、他の世話も自分からやってくれるようになるでしょう。
子どもにとってペットは最高の先生になるでしょう!
ペットとの生活は子どもがペットとともに成長し、世話をすることで、優しく思いやり深いこころを養うことができるのです。最初はうまくいかないこともあるかもしれませんし、親御さんの手助けが必要になるかもしれませんが、その度に、きっと子どもは親御さんが想像できないくらい成長してくれるはずです。
人間と比べたら短いワンちゃんやネコちゃんたちペットの一生は、子どもに生きていく上で大事なことをたくさん教えてくれます。親御さんが思っている以上に、悪いこともあるかもしれませんが、それ以上にペットが子どもに教えてくれることは子育てに絶対に役立つものばかりなのです。
お子さんがペットを飼いたいと言ってきた際には、一度きちんと話し合ってペットを家族に迎えることも考えてみるのも良いのではないでしょうか?今回、お伝えしたことを参考にしてお子さんと話し合うことでさらなるメリットが見えてくるかもしれません。
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