ペットとの生活
犬と海外旅行に行く際の手続きや注意点、楽しむコツ
海外旅行に行く際に飼い主さんは、ワンちゃんを親戚かペットホテルに預けて旅行するということが一般的だと思いますが、「ワンちゃんと一緒に旅行できれば、一番良いのに…」と後ろ髪を引かれる思いでフライトに臨むという方がほとんどでしょう。
そこで今回は、ワンちゃんと海外旅行をする際に必要になる手続きや、注意点、ワンちゃんとの海外旅行を楽しむ上でのコツなどをお伝えさせていただきます!
ワンちゃんと海外旅行を楽しむために必要な準備は?
海外旅行をする際に、飼い主さんは洋服を用意したり、現地でも困ったりしないように様々な準備をすることだと思います。ご自身のものであれば、ある程度必要なものはすぐに思い浮かぶと思いますが、「ワンちゃんに必要なものや、手続きなどについてはよくわからない」という方がほとんどでしょう。
ワンちゃんが海外旅行をする際に、日本にいるときと同じくらいリラックスして旅行を楽しむために飼い主さんが準備することはたくさんあるのです。慌てずに計画的に準備することができるように、必要なものや手続きについてお伝えさせていただきます!
まず、ワンちゃんを連れて旅行をすることを決めた時に飼い主さんにいち早く準備していただきたいことがいくつかありますが、最初に確認していただきたいことが旅行先の国がワンちゃんの入国を許可しているかという点です。
ワンちゃんの入国を許可している国の場合ですと、大使館などに問い合わせると、必要な書類や条件などを確認できますので、旅行するところ、日にちを決めたら、3ヶ月前には必ず確認するようにしましょう。
海外にワンちゃんを連れて行く際や、日本に帰国する際には、輸出検疫を受けなければなりません。特に、狂犬病の予防注射等などはかなり慎重に用意をする必要があります。
大まかな流れとしては、ワンちゃんにマイクロチップを埋め込み、飼い主さんやワンちゃんについての情報を登録し、埋め込み証明書を発行してもらい、2回以上の狂犬病の予防注射、その後、採血した血液の狂犬病抗体値の検査結果を出してもらうことが、どの国に行く際も飼い主さんが準備することです。これらは日本を出国するときに必要なことであり、事前に時間をとって準備しなければいけません。
海外からワンちゃんを連れて帰ってくる際にも、日本に帰国する日にちの40日前までに輸出の手続きを行う必要があります。滞在している国で狂犬病にかかっていないことを証明する健康証明書を発行してもらい、日本到着時に、滞在していた国で発行された健康証明書と、日本を出国する際に取得した輸出検疫証明書を提出するというのが、ワンちゃんの帰国時に必要になることです。
このように様々な手続きがあり、準備しなければいけないことがたくさんあるため、時間に余裕を持って旅行のスケジュールを決めるとともに、焦らなくても良いようにワンちゃんを海外に連れて行く準備をとるようにするのが良いでしょう。
海外旅行で、ワンちゃんを連れて行く際の手続き以外に必要な物はいくつかありますが、まず普段の散歩などで使うようのリードなどは必ず持っていくようにしましょう。キャリーケースやケージなども事前に用意し、普段の生活の中から慣らしておいてください。飛行機移動などでは、長時間キャリーケースやケージに入っていることが多くなります。そのため、できるだけキャリーケースに入っていることがストレスにならないような訓練をしておくと良いでしょう。
海外で買ったドッグフードなどがワンちゃんの好みに合わずに、ご飯を食べてくれない、体調を崩してしまうなどの原因になってしまう可能性もありますので、日本から、宿泊する日数分よりも少し多く、いつも食べているドッグフードを持っていくようにしましょう。エサを食べるときや水を飲むとき用の食器を持っていくのも良いでしょう。ペットが一緒に宿泊できるホテルに用意されている場合もありますが、ない時のことを考えてなるべく持参していくようにしてあげてくださいね。
トイレ用品をきちんと用意しておくということも、ドッグフードを持っていくのと同じくらい大事なことです。トイレシートやウェットティッシュなどを用意して宿泊先や散歩中などに迷惑をかけないようにしましょう。
ホテルのベットなどに抜け毛を残さないようにすることも飼い主さんに必要なマナーです。そのため、ブラシや粘着テープなどを持参するようにしてくださいね。
飛行機に犬が乗る際に飼い主さんが注意することは?
渡航前の準備をすべて済ませて、後は飛行機に乗って移動するだけという際にも、飼い主さんにはいくつも不安があるのではないかと思います。どのようにワンちゃんは飛行機に乗ることになるのか、飛行機に乗る際にワンちゃんに飼い主さんが用意してあげられることは何かという点については特に気になるのではないでしょうか?
そこでここでは、ワンちゃんが飛行機に乗って移動する際に、どのようにワンちゃんが扱われるのかという点と、飼い主さんが準備してあげられることについてお伝えさせていただきます。
ワンちゃんと一緒に飛行機に乗ったことがないという方は初めて飛行機に乗る際にワンちゃんを飛行機に載せる前にどのような手続きを踏むのかということなどが気になる点ではないかと思います。
基本的にワンちゃんが飛行機に乗る際は、荷物扱いになります。そのため、飛行時間が長時間になる際には、ワンちゃんに多大な負担がかかってしまうこともあるのです。貨物室は客席と同じ温度に保たれるという案内がある場合もありますが、飼い主さんの目が届かない貨物室にワンちゃんを預けるというのは飼い主さんも心配ですよね。
いくら健康体だからといっても、目の届かない貨物室の中では何があるかわかりません。そのため、事前に利用する航空会社にご自身のワンちゃんが利用できる条件に当てはまっているかを確認し、どのようなサービスが受けられるかどうかという点について確認しておいたほうが良いでしょう。
飛行機に乗る前には、排泄や、水やエサを上げておくことを忘れないようにしてあげてください。フライト時間が長かったり、乗り継ぎがある場合などには、乗り継ぎの空港でエサや水をあげられるというサービスもありますので、利用できるようでしたらおすすめです。
普段の生活の中で、キャリーケースに入れる、一人でお留守番ができるようにするなどの飛行機の貨物室に入ることを想定して、ある程度の訓練をしておくのも良いでしょう。このような訓練をしておくことで、「飼い主さんが離れていても、絶対戻ってきてくれる」というようにワンちゃんが思えるような信頼関係をきちんと構築できるため、飛行機移動の際のストレスを減らせるかもしれません。
航空会社によっては、事前に申請することで、客席へのワンちゃんの持ち込みが許可されていることもあります。目の届く範囲でワンちゃんと一緒に飛行機で移動できると考えるとこちらのほうがおすすめですが、目的地によっては客席への持ち込みができないこともあります。
客席にワンちゃんを持ち込んで、一緒に海外旅行をしようとお考えになられている場合には事前によく確認しておくようにしてくださいね。
ワンちゃんと思う存分海外旅行を楽しむために!
飼い主さんだけで海外旅行をするときに比べると準備しなければいけないことが多くなってしまいますが、普段では体験できないことをワンちゃんと一緒に体験できるというのはきっとかけがえのない思い出になることでしょう。
不安なことなどもあるかとは思いますが、事前にしっかりと確認し、前準備などをきちんと行っておけば大丈夫ですよ。
ワンちゃんの健康管理や、旅行の準備をしっかりとして海外旅行を楽しんでくださいね。今回お伝えしたことが、飼い主さんのお役に立つことを願っております。
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