ペットとの生活
犬の健康チェック チェック方法
今回はワンちゃんの異変に飼い主さんがすぐに気づけるように、ワンちゃんの健康チェックをどのようにすれば良いのか、また、ワンちゃんが気をつけなければならない生活習慣などについて、飼い主のみなさんにお伝えさせていただきます。
自宅での健康チェックと動物病院での定期検診は両方必要!
自宅でワンちゃんの健康チェックを定期的に飼い主さんがすることは健康的な生活をする上で、とても役に立ちます。それと合わせて動物病院での定期検診は必ず必要になります。
自宅でする健康チェックは、あくまで目安程度のものであり、きちんとした対処をすることはできません。また、血液検査の数値なども、ワンちゃんの病気を明らかにする上でとても重要な事です。
ご自宅での定期的な健康チェックと合わせて、動物病院での定期検診をしっかりとすることで、ワンちゃんの健康を守ることができますので、忘れないようにしてくださいね。
飼い主さんが犬の健康チェックを行う際にチェックする点は?
ワンちゃんの健康をチェックする際に飼い主さんが注意しなければいけない点はたくさんあります。それらについてきちんと見落とさないようにすることが重要な事です。
ここでは、ご自宅でできるワンちゃんの健康チェックについてお伝えさせていただきます。
チェック項目
- 食事
- 水分
- おしっことうんち
- 歩き方
- 呼吸
- 目
- 耳
- 口
- 皮膚
- 体型
食事
ワンちゃんの食欲があるかということは毎日の生活の中でチェックできるもので、異変に一番気づきやすいものではないでしょうか。食欲というものはワンちゃんの欲求の中で大部分をしめるものであるため、食欲がないという場合には、なにか健康面で異常を抱えているというサインですので注意するようにしましょう。
エサは食べるけど、繰り返し嘔吐してしまう、周期的に嘔吐をしているという場合には、様々な病気の可能性が考えられますので、すぐに対処してあげるようにしてくださいね。
水分
ワンちゃんが飲んでいる水の量についてもしっかりと確認するようにしてください。ワンちゃんの体重1kgあたり100ml程度の水を毎日飲んでいるようでしたら正常です。それ以上の量を飲んでいる場合には、糖尿病や腎不全になっていることもありますので、早急に動物病院に連れて行ってあげましょう。
おしっことうんち
トイレシートを交換する際などには、排泄物の状態を確認しておくと良いでしょう。下痢をしている、血便がみられるという場合には、寄生虫やウイルスの感染や、腸炎や腸閉塞、膵炎など様々な病気の可能性が考えられます。
排尿の回数が多い、血尿が出ている、トイレに行っても排尿できないという場合には、玉ねぎを食べてしまったことによる中毒やフィラリア、膀胱などからの出血が考えられます。
排泄物のチェックや様子をみて異変を感じた場合には、ワンちゃんの命に関わる病気である可能性がありますので、動物病院での速やかな治療が必要になるので、毎日のチェックをするようにしましょう。
歩き方
ワンちゃんがご自宅や散歩中での歩く様子をきちんと観察しておくことも大事なことです。アスファルトやフローリングなどは、ワンちゃんにとっては飼い主さんが思っているよりも歩きにくいものですし、関節などに負担がかかっていることもあります。
歩き方がいつもと比べるとおかしいという場合には、関節炎や椎間板ヘルニアを発症しているということもありますので、気をつけると共に、ご自宅ではフローリングの上にカーペットを敷くことで関節などにかかる負担を減らすことができるということも覚えておくようにしましょう。
呼吸
ワンちゃんの呼吸に異常が見られないかということにも注意してあげるようにしてください。夏場や散歩の後などにはワンちゃんの呼吸は荒くなるものですが、身体を冷やしたり、涼しい場所に連れて行ったあとにも呼吸が改善されない場合には、熱中症や、咽頭、心臓、気管などの病気になっていることもあります。パグやブルドッグなどの短頭種の飼い主さんは特に気をつけて観察するようにしてくださいね。
目
ワンちゃんとふれあう際には、顔周りのチェックを欠かさないようにしましょう。目が赤くなっていたり、目ヤニが多いという場合には、細菌や、寄生虫の感染やアレルギー症状が出ている場合があります。目の病気以外が原因となり、この症状が出ていることもありますので注意が必要です。
耳
ワンちゃんの耳から異臭がしていないか、耳を痒がっていないかということについても注意深く観察してください。ダニなどの寄生虫や、アレルギー、掻き傷が原因となり外耳炎を発症している可能性があります。動物病院での速やかな治療を行うようにすることで、内耳炎や中耳炎になる確率を格段に減らすことができますよ。
口
ワンちゃんの口元から、異臭がする、歯石がある、歯茎が赤いという場合には歯周病になっているかもしれません。定期的に歯磨きをしている場合にそのような症状がみられる場合、肝臓や腎臓に異常を抱えていることもありますので、注意してください。
歯茎や、舌の色が白い、青白くなっている場合は、貧血や血液循環になにか異常があることが考えられます。歯茎や舌の色については普段の色を把握しておくことで、異変に気付きやすくなりますので、定期的なチェックをするようにしましょう。
皮膚
ワンちゃんが被毛や肌をよく掻いたりしていないか、皮膚などに異常が見られないかということも飼い主さんにチェックしていただきたいことです。
このような場合にはノミやダニが寄生している、湿疹がある、皮膚病になっているということが考えられます。アレルギーが原因になっていることも考えられますので、多頭飼育をしている場合には、異変がみられた際には隔離などをして他のワンちゃんに伝染らないように気をつけてください。
体型
ワンちゃんの体型が変わっていないか、体重の増減に異常が見られないかということについてもチェックしてあげるようにしましょう。肥満は、様々な病気の原因になることもありますし、その他の病気の影響で体重が減少しているということもあるかもしれませんので注意が必要です。
犬の健康的な生活に必要なものは?
ワンちゃんが健康的な生活を送るために何よりも重要な事が、栄養バランスがきちんと保たれているかということです。栄養状態が良好でない場合には、様々な病気になってしまうことが考えられますし、エサを食べられないことがワンちゃんのストレスになりますので気をつけるようにしましょう。
運動をきちんとさせるということも、健康的な生活を維持する上では大切なことです。ワンちゃんによって、必要になる運動量は異なりますが、朝晩と散歩をすれば、ほとんどのワンちゃんにとって十分な運動といえるでしょう。
飼い主さんときちんとスキンシップや、遊びなどのコミュニケーションを取るようにすることも健康的な生活には欠かせません。ワンちゃんは飼い主さんと遊んだり、触れ合ったりするのが大好きな動物です。そのため、コミュニケーションを取る時間が不足してしまうと、ストレスを貯めてしまい、さまざまな病気を引き起こしてしまうこともあるかもしれません。
それらを防ぐためにも大切なことですし、コミュニケーションを取る時間にワンちゃんの健康チェックを行えますので、忙しい生活を送っているという飼い主さんも一日の中でワンちゃんとコミュニケーションを取る時間をつくるようにしてくださいね。
飼い主さんが注意すれば、ペットの健康を守れるのです!
飼い主さんがワンちゃんの健康状態に気をつけて、異変などに気づくことで、症状が悪化する前に動物病院に行くことができます。
ワンちゃんは言葉が話せないので、自身の異変を飼い主さんに伝えることができませんので、飼い主さんが注意してあげなければいけないのです。
今回、お伝えさせていただいた情報はあくまでも一例であり、飼い主さんのワンちゃんによっては当てはまらないということもあるかもしれませんが、「何かがおかしい」と異変を察知する上では必ず役にたってくれると思いますよ。
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