ペットとの生活

ペットが動物病院を嫌がる理由と克服法

毎日を共に過ごすワンちゃんとネコちゃんですが、健やかに暮らしていても、突然病気になってしまうこともあります。

そんな最悪の結末を避ける為には、様子がおかしいなと思ったらすぐに動物病院に連れて行くことです。

そんなときに大変なのが、ワンちゃんや猫ちゃんが全力で抵抗して、隠れたり、逃げたり暴れてしまったりすることです。また具合が悪そうなときだけではなく、ワクチンの接種や健康診断の際にも連れていかなくてはいけません。

「どうすれば大人しく動物病院に連れて行けるかな?」と色々と方法を考えますよね?

あなたのワンちゃん猫ちゃんはどうでしょうか?

今回は、ワンちゃんやネコちゃんを動物病院に大人しく連れて行く方法や、病院嫌いを克服させる方法についてお伝えさせていただきます。

なぜ動物病院にいくのを嫌がるの?

 ワンちゃんやネコちゃんがなぜ動物病院にいくのをあんなにも嫌がるのか…とお思いの飼い主さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか?ワクチン接種や健康診断の際も大暴れしてしまい、「病院になにかトラウマがあるのでは…」と不安になってしまうこともあるかとは思われることもあると思います。

以下の原因があります。

ワンちゃんやネコちゃんが動物病院にいくのをなぜ嫌がるか?3つの理由と流れ

  • 動物は臆病な子が多い
  • 初めて行く場所、人に強い警戒心をもつ
  • 嫌なことを認識して記憶として定着する

動物は臆病な子が多い

ほとんどの動物は臆病な子が多いのですが、ワンちゃんやネコちゃんも同様です。

初めて行く場所や人に強い警戒心をもつ

動物病院には待合室によそのワンちゃんやネコちゃんがいたり、普段の生活では見ないようなものがたくさんあります。そのため、動物病院にワンちゃんやネコちゃんが最初に抱くイメージは「得体の知れない場所」になります。さらに初めて行く場所や会う人などには強い警戒心を持ちます。

そこで、注射などをする際に体を押さえられたり、手術をしたりなどするため、「とても怖い場所」として覚えてしまうのです。

嫌な事を認識して記憶として定着する

動物病院を「怖いところ」として記憶してしまうと、飼い主さんが動物病院に連れて行く際などに使うキャリーバックなども怖い場所に連れていかれるための道具として認識されますので、キャリーバックに飼い主さんが入れようとするとその気配を察して逃げてしまうのです。

その記憶が定着して「動物病院は怖いところ」「いきたくない」となってしまいます。
その為、暴れたり隠れたりしてしまいます。

ではどうしたらいいのでしょうか?

犬や猫の動物病院嫌いを克服させるためにすること

怖い記憶や怖いものという苦手意識を取り除いてあげれば、ワンちゃんやネコちゃんは動物病院嫌いを克服できるのです。
ワンちゃん猫ちゃんにとって、怖いところではなく、怖くないところと思ってもらえるようにすることです。

病院嫌いを克服させる3つの方法

  • キャリーバックなどを楽しい空間だと思ってもらおう
  • 動物病院をよくいく怖くないところにしよう
  • 普段通りの態度で接してあげよう

キャリーバックなどを楽しい空間だとおもってもらおう

まず第一歩は動物病院などにつれていく際に使用するキャリーバックです。

ワンちゃんやネコちゃんがいつでも入れるように適当な場所に置いておきましょう。そうすることで動物病院に行く時に使う道具ではなく、普段の生活の中にある安心できるものに変わり、動物病院に連れて行く時などの準備で暴れたりしなくなるのです。

さらにタオルやクッションなどを中に置いておく、そこでおやつを与えるようにするなど、キャリーバックを楽しい場所だと思い始めると、ワンちゃんやネコちゃんも好んでキャリーバックの中に入るようになります。

そのようなキャリーバックを好きになる工夫をしてあげてくださいね。
また、動物病院に行く際はおもらしなどの粗相をしてしまうこともありますので、ペットシーツなどを用意し、何かがあっても大丈夫なようにしてあげましょう。

動物病院をよくいく怖くないころにしてあげよう

また、健康診断や爪切りなどの痛みや怖さが伴わないことで動物病院を利用することで怖くないところと覚えさせるのも効果があります。

怪我や病気の治療だけでなく、普段のケアなどでも動物病院を利用し「たまにいく怖いところ」ではなく「よく行く怖くないところ」にしましょう。獣医さんや看護師さんとの相性がよければ、ワンちゃんやネコちゃんにとって大好きな場所に変わりますし、かかりつけの動物病院もできます。

普段通りの態度で接してあげよう

ワンちゃんやネコちゃんは飼い主さんの態度やしぐさ、雰囲気でいろんなことを察してしまいます。少しでもいつもと違うことがあると、「何かがおかしい…」と暴れたりしてしまいます。

飼い主さんは不安そうな顔などを見せずに普段通りの態度でいるようにしてあげてください。

病気やケガの時なども、大声や高い声を出してしまうとワンちゃん、ネコちゃんはとても不安がってしまいます。冷静に普段通りの調子で語りかけるようにすれば、具合が悪いワンちゃんやネコちゃんがさらに不安になることはありませんので、覚えておいてくださいね。

そのほかにも、ワンちゃん、ネコちゃんや知らない人が待合室にいると興奮してしまう子や怖がってしまう子もいます。その際は、自分の匂いがついたタオルなどでキャリーバックなどを多い、怖がるであろうポイントをなるべく減らしてあげれば大丈夫です。診療室に入ったら、タオルを取り、なるべく飼い主さんの顔が見えるようにしてあげれば、ワンちゃんもネコちゃんも安心しますよ。 

大事なことは、怖いものや嫌な記憶になってしまう可能性を普段の生活の中から取り除くということです。キャリーバックを楽しい空間と思ってもらう事や爪切りや健康診断などの普段のケアなどで定期的に動物病院を利用していれば、怖いところではなくなりますし、普段を同じ態度で接してあげる事でワンちゃんや猫ちゃんも安心すると思います。

動物病院での処置の際に飼い主さんがしてあげた方が良いこと

先ほどお伝えした通り、怖い場所でなくなればワンちゃんやネコちゃんは動物病院に行く際などに嫌がらず、大人しくキャリーバックに入れて連れて行くことができるようになります。

しかし、ある時に突然、動物病院は怖い場所と思ってしまうこともあるかもしれません。それを防ぐために飼い主さんがしてあげられることについてここではお伝えさせていただきます。

キャリーバックからは飼い主さんが取り上げる

診療などの際、ワンちゃんやネコちゃんをキャリーバックから出してあげる時はなるべく飼い主さんが行うようにしましょう。初めて動物病院に行く際などに、知らない人に抱っこされることは彼らにとってはとても怖いことになってしまい、それが原因で動物病院を嫌いになってしまうこともあります。そのため、ワンちゃん、ネコちゃんが一番安心できる飼い主さんがキャリーバックから出してあげることで不安などを減らすことができるのです。

処置中の接し方

注射や、治療の際にワンちゃん、ネコちゃんはとても不安になります。その時、普段の生活の中から信頼関係を築けていると不安そうな顔で飼い主さんの顔を見てきます。そんな時には普段と同じようにゆっくりと語りかけながら、撫でたりして安心させてあげてください。

この時に早口などで、何度も語りかけると、余計に興奮してしまい暴れてしまうこともありますので気をつけてくださいね。処置中などに飼い主さんが不安そうに、獣医さんに何度も質問などをしているとワンちゃんやネコちゃんが不安になってしまうこともありますので、なるべく落ち着いて普段通りを装うようにしましょう。

処置が終わった後などにしっかりと褒めてあげて、ご褒美をあたえるなどすることで、病院のことを嫌いになってしまう可能性を減らすことができます。動物病院に行くとご褒美がもらえるというように楽しい場所に変えるためには大事なことですよ。

犬や猫が健康的に生活するために動物病院は必要不可欠!

動物病院は怖い場所ではないとワンちゃんやネコちゃんに教えてあげることは、健康的に暮らしてもらうためにはとても重要なことになります。何かあった時に暴れたりしてしまい、さらに体調が悪くなったなどの状況を避けることができますし、飼い主さんも動物病院に連れて行く際に非常に楽になります。

動物病院を嫌いにさせないための工夫をしている最中にも、獣医さんとの信頼関係も生まれるでしょうし、ワンちゃんネコちゃんも安心して動物病院に通うようになってくれれば健康診断やワクチン接種などを受けやすくなり、重い病などになってしまう可能性を少しでも減らせるかもしれません。

ワンちゃん、ネコちゃんたちが安心して毎日を過ごすためには、動物病院の存在は必要不可欠です。動物病院を怖いところと思って嫌がらないように、今回ご紹介したことを実践して動物病院のことを大好きな場所に変えてあげてくださいね。

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この記事を書いた人

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