ペットとの生活

「犬や猫の誤飲」誤飲の際の対処法と食べたら危険なもの、予防法

ワンちゃんや、ネコちゃんと暮らしていると思いもがけないトラブルに遭遇してしまうこともありますよね。部屋のカーテンを破いてしまったり、ゴミ箱をひっくり返してしまうなどイタズラをされて困ったことのある飼い主さんも多いのではないかと思います。

ケガなどをしなければいいのですが、時として部屋の中にあるもので遊んだりしているうちにおもちゃなどを誤飲してしまうこともあります。

そんな時に飼い主さんはどうすればいいのか、どんなものを誤飲するのか、誤飲した際にペット保険は利用できるのかという点についてお伝えしたいと思います。

犬や猫が誤飲したら危ないものは?どんなものに特に気をつければいいの?

好奇心が旺盛なワンちゃんやネコちゃんですと、飼い主さんがちょっと目を離した隙に遊んでいたおもちゃを飲み込んでしまったり、ゴミ箱をひっくり返して、その中のゴミを口にしてしまったり…などしてしまうため、飼い主さんがワンちゃんネコちゃんの誤飲しそうなものを手の届くところに置かない、というのがまず一番の対策でしょう。

しかし、誤飲というものはどんな時に起こってしまうのかは飼い主さんや、その家族にもわからないものです。そこで、ここではワンちゃんやネコちゃんが飲み込まないように飼い主さんに特に気をつけていただきたいものについてご説明させていただきます。

まず、注意していただきたいものが、ボタン電池や乾電池などです。これらのものをワンちゃんやネコちゃんが食べてしまうと大変なことになります。飲み込んだ後に内臓に張り付いてしまったり、胃腸などで腐敗してしまうため、とても危険です。電池などはワンちゃんたちの手の届かないところに保管したり、使い終わったものはすぐに処分するようにしましょう。

焼き鳥を食べた後の竹串や、つまようじ、鳥の骨などにも注意してください。タレが残っていたりすると食べ物の匂いがするため、興味を持って舐めたり食べようとしてしまいます。特にワンちゃんですと、竹串などは簡単に噛み砕いて、そのまま飲み込みます。つまようじや竹串などは先が尖っているため、内臓を傷つけてしまいます。鳥の骨などは消化されることもありますが、場合によっては内臓を傷つけるため、なるべくあたえないようにしましょう。

おもちゃやタオルの糸や、ひもなどを飲み込んでしまうと腸閉塞を引き起こすこともあります。ストッキングや、靴下などの繊維もワンちゃんやネコちゃんの命を落とす原因になってしまうこともあります。誤飲を確認したら、同じ長さ、太さの糸やひもなどを用意してなるべく早く動物病院に行くようにしましょう。また、これらと同じように腸管閉塞を引き起こしてしまう可能性があるものが、石や果物の種などです。それらにも注意してくださいね。

絶対に食べないだろうと安心して、人間用の薬をテーブルの上などに置きっぱなしにしているのもあまり好ましくはありません。ワンちゃんなどは飼い主さんの口にするものはなんでも食べられると勘違いしてしまい、食べてしまうこともあります。これらの薬が肝機能障害などを引き起こしてしまい、命を落としてしまうこともあるのです。また、ビタミン剤なども同様です。人間の身体には良いものですが、ワンちゃんやネコちゃんの身体にはあまり好ましくない場合もありますのでそちらにも注意してください。

タバコを吸っている飼い主さんの場合は、タバコの吸い殻にも注意が必要です。誤飲してしまってから数分でニコチンの中毒症状が起こるので、飲み込んでしまった際には早急に動物病院で治療を受けてください。大体の場合は、タバコを吐き出してしまうのですがその後もタバコの葉などが胃や腸に残っている可能性があるため、なるべく早い段階で対処しましょう。

犬や猫が食べたら危険な食べ物教えて!

ペットフードなどをあげるのが一番理想的ですが、人間の食べ物を与えている飼い主さんもいるかとは思います。そんな飼い主さんが注意しなければならない食べ物もありますので、そちらについてもお教えしたいと思います。
 
まずはみなさまもご存知だとは思いますが、タマネギやネギなどネギ類全般です。ニラや、ニンニクなどもネギ科ですので気をつけてください。ワンちゃんやネコちゃんの赤血球はタマネギやネギに含まれる成分で破壊されてしまい貧血などの症状を引き起こし、慢性化すると肝臓機能が低下してしまいます。加熱したタマネギなどでもこの症状を引き起こすので、タマネギなどを含んでるすき焼きやハンバーグ、カレーなどは与えないでくださいね。万が一タマネギなどをたべてしまった場合はすぐに動物病院に連れて行きましょう。

チョコなどカカオを含んでいる食べ物も与えてはいけません。カカオの香り成分であるテオブロミンが中枢神経を刺激する毒素になるため、痙攣などの発作を起こし、不整脈など心臓に異常が見られることもあります。重篤な症状を引き起こす場合もありますので、絶対にあたえないようにしてください。

レーズンやブドウを与えてしまった場合、肝不全などを引き起こし、命を落としてしまうこともあります。ワンちゃんによく見られ、症状のでないワンちゃんもいますが、なるべく与えないほうが良いでしょう。

サーモンなどの海産物も注意が必要になります。特にネコちゃんですと水をあまり飲まないため、尿管結石などの病気になってしまうこともあります。もし、ワンちゃんにサーモンなどを生のまま与えてしまうと、中毒を起こし、嘔吐や下痢など深刻な症状を示すこともあり、命を落としてしまうこともありますので注意してください。

犬や猫の誤飲を防ぐために飼い主さんができること

先ほど、誤飲しやすいものについてお伝えしましたが、飼い主さんが気をつけなければいけないものはたくさんあります。家の中にあるものは全てワンちゃんやネコちゃんの興味をひくものばかりなのです。では、どう対策すればいいのか、どんなものによく興味をもつのかということについてここではお教えしたいと思います。

まず、注意しなければいけないのは糸やひもなどの動きのあるものです。服や靴下ストッキングやなどから出ている糸などは室内飼いなどで運動量がたりないワンちゃんやネコちゃんにとってはストレスを解消できるいい遊び道具になってしまいます。遊んでいるだけならいいのですが、これを誤飲してしまうと大変です。なるべく糸などがでるものはタンスの中にしまうなどして対策をとりましょう。ゴムボールなどのおもちゃで遊んであげて運動させるのも良いかもしれません。

飼い主さんが食べるもの、口にするものはワンちゃんやネコちゃんは「おいしいもの、食べられるもの」と勘違いしてしまいます。お薬や、サプリメント、タバコなどには要注意です。これらのものはワンちゃん、ネコちゃんにとっては興味の対象になります。「どんな味がするのかな」といった具合で口にしてしまったら命を落としてしまうかもしれません。置かないこと、隠してしまうことが一番の対策でしょう。

誤飲してしまった場合にペット保険は適用されるの?

ワンちゃんやネコちゃんが誤飲してしまった場合、点滴や手術が必要になる場合があります。その際、みなさんが思っているよりも高額な医療費がかかってしまうこともあります。

手術などをした後も、通院や点滴などで医療費はかかってしまいますよね。そんな時にペット保険は使えるのかということをお考えの飼い主さんもいるのではないでしょうか。

保険会社によって異なりますが、誤飲してしまった時に保険が適応されるペット保険もあります。誤飲をしないように対策することはもちろんですが、ふと目を離した隙に誤飲してしまうこともあるかもしれません。そんな時に、誤飲の際にかかる治療費を負担してくれるペット保険に加入しておけば安心ですね。

飼い主さんの心配事を減らす上でも、ワンちゃんネコちゃんが病気やケガ、そして誤飲などのトラブルにあってしまった時のためにペット保険に加入することを考えておくのもいいと思いますよ!

日々の生活の中で気をつけておけば、誤飲も怖くない!

今回は誤飲の際の対策や、気をつけておいて欲しいことについてお伝えしましたが、どうでしょうか?今すぐできる簡単なことばかりだと思います。

ワンちゃんやネコちゃんは言葉が話せないため、ストレスやお腹が空いてしまった時に誤飲などのトラブルを起こしてしまうこともあります。飼い主さんがそれらに気づき、常に注意しておくことで誤飲は防ぐこともできます。日々の生活の中で習慣づけていけば、誤飲につながる要素は排除できるのです。

ペット保険などに加入しておくのも、もしもの時にワンちゃんやネコちゃん、そして飼い主さんの助けになると思いますよ。

この記事が、誤飲などしないように毎日、楽しくおいしいものを食べて健やかに暮らしていく手助けになることを祈っています。

お問い合わせはこちら【通話無料】募集代理店:アイ・エフ・クリエイト0120-616-400【受付時間】9:30~18:00(年末年始、日曜、祝日は除く)

この記事を書いた人

ペットのいろは編集者 皆様が安心してペットたちと過ごせるよう、有益な情報を発信してまいります。