ペットとの生活

ドッグランはどんな場所?連れて行く際の注意点や持ち物

普段から、ワンちゃんを散歩などで運動させる機会はあっても、ボールを投げる、フリスビーを投げるなどスペースをとる運動は、近年ですと公園も少なくなってきていますし、なかなかできませんよね。

そんなときに飼い主さんは「ドッグランで運動させてみたいな」とお考えになるのではないかと思います。

公園だと周りの人にワンちゃんが嫌いな人もいるかもしれませんし、思いっきり遊ばせることに少し遠慮をしてしまうことも多くなりますが、ドッグランはワンちゃんを運動させるためのスペースです。周りの方々もワンちゃん好きばかりなので思いっきり遊ばせてあげましょう。

今回はそんなドッグランにいく際に注意したいことや、どんなドッグランを選べば良いのかという点についてお伝えさせていただきます!

ドッグランってどんな場所なの?

ワンちゃんをノーリードで遊ばせることができ、他のワンちゃんともコミュニケーションをとることができるというのがドッグランの良さの一つではないかと思います。場所によっては小型犬用、大型犬用というようにスペースが分けられている場合もあるので、ワンちゃん同士の喧嘩の際のケガなどが心配な飼い主さんはワンちゃんの大きさによってスペースが分けられているドッグランを選ぶこともできるのです。

ほとんどのドッグランで、ノーリードのワンちゃんが逃げないように、柵が二重になっているゲートがあるなどの様々な対策がされているため、飼い主さんは安心してワンちゃんを外で遊ばせることができるのです。

夏などの暑くなる時期にワンちゃんは弱く、熱中症になってしまう危険性もありますが、ドッグランには給水設備などもきちんと整っていますし、日陰になるような場所もちゃんとあるので、休憩しつつ、ワンちゃんが思いっきり遊べるような場所となっています。

ドッグランを利用する際にはどんなところに気を配ればいいの?

ドッグランは他のワンちゃんや飼い主さんも来るため、普段のように自由気ままにお散歩というわけにはいかないため、迷惑をかけないようにしておく必要があります。最低限のしつけや守るべきマナーを覚えておけば何も問題はないのですが、ドッグランに初めて行くという方ですと、「どんなところに気を配ればいいのだろう?」と不安になられることもあるかとは思います。

そこで、ここではドッグランを利用する際に守った方がいい最低限のマナーについてお伝えさせていただきます。

「待て」や、「伏せ」、「おすわり」などの基本的な飼い主さんとの意思疎通をし、いうことを聞くというような基本的なしつけはしておいた方がいいでしょう。周りの人に迷惑をかけないためのことでもありますが、なによりもワンちゃんがいうことを聞かずにケガや喧嘩をしてしまうことを防ぐためでもあります。

ノーリードで遊ぶドッグランではワンちゃんが何をするかはわかりませんし、飼い主さんも予測できないことがおきる可能性もあります。そんな時、「おいで」の一言で戻ってきたり、きちんと待てたりすれば、安心ですよね。

ドッグランに行く前には可能な限り、ワンちゃんのトイレを済ませておくようにしましょう。他のワンちゃんや飼い主さんたちも、おしっこやウンチなどをドッグラン内でされてしまうのはあまりいい気分ではありませんよね。できるだけドッグラン内で排泄をしないように事前に済ませておくのがマナーです。仮に、ワンちゃんがドッグラン内で排泄をしてしまった際には速やかにウンチやおしっこなどを片付けるようにし、ワンちゃんからは必ず目を離さないようにしてくださいね。

去勢、避妊手術を行っていないワンちゃんの場合ですと、発情中のワンちゃんは興奮して飼い主さんの言うことを聞かなくなってしまうこともありますし、交尾をしてしまうこともあります。できれば、手術を行ってからドッグランに行くようにするか、発情中にはドッグランには連れて行かないようにしましょう。

そして、ドッグランに入る際には必ず必要となるのが、伝染病の予防接種です。ワンちゃんがたくさん集まるドッグランでは一匹のワンちゃんが何か感染する病気を持っている場合、すぐに広まってしまいます。ノミやダニについても同様です。

これに関してはドッグラン側でも対策がとられており、ワクチン接種の証明書などの提出が求められることがほとんどです。1年に1度のワクチン接種を忘れないようにすると同時に、ワクチン接種の証明書なども必ず保管して楽しいドッグランに望むようにしましょう。

ドッグランに行きたいけど、何を持っていけばいいのかわからない!

ドッグランに初めて行くという飼い主さんですと、何を持っていけばいいのかがわからなくて困っているという方もいらっしゃるのではないかと思います。

基本的な持ち物は普段、散歩をする時の持ち物とほぼ一緒です。「リードを持ってかなくてもいいのかな?」とお考えの方もいらっしゃるかとは思いますが、リードは絶対に持って行くようにしましょう。ドッグランに出入りする際や、ドッグラン内でも状況によってはリードが必要になることもあるので忘れないようにしてくださいね。その他にも、排泄をしてしまった時のために、ビニール袋やオシッコをした場合にかける水なども持って行きましょう。

ドッグランの中には、伝染病の予防接種をしているという証明である注射済票が必要なところもありますので、ドッグランに行く際にそちらの方も確認して、注射済票などを持参するようにしてくださいね。基本的には注射をしたという証明が必要なことがほとんどですので、ドッグランに行く際にはできれば常に注射済票を持ち歩くようにしましょう。

初めて会うワンちゃんに興奮してしまった!興奮と喧嘩を抑えるためのコツは?

ワンちゃんがたくさん集まる場所であるドッグランでは、飼い主さんの思いもよらない出来事が起きるかもしれません。特に、ワンちゃん同士の交流があまりないワンちゃんですと、初めて会うワンちゃんに興奮してしまったり、相性が悪いことは喧嘩をしてしまうこともあるでしょう。
 
ワンちゃんが興奮している時に飼い主さんも慌ててしまわないように、ここでは初めて会うワンちゃんに興奮してしまわないように飼い主さんができることについてお伝えさせていただきます。

ドッグランで遊ぶ前にまず、散歩などの時に他の犬とコミュニケーションを取らせるようにするなど、自分以外のワンちゃんに慣れることができる状況を飼い主さんが作ってあげるなどして、ワンちゃん同士の社会をきちんと体験させるようにしてあげてください。ある程度のワンちゃん社会のルールが分かっていれば、基本的には喧嘩などをすることはありませんが、吠えグセなどがあるワンちゃんですと、他のワンちゃんを刺激してしまう可能性もあるので吠えグセが治るまではドッグランには連れて行かないようにするなども喧嘩などを避けるコツの1つです。

 開放的にワンちゃんを遊ばせることができるドッグランですが、リードをつけなくてもいいからといって、ドッグランについてすぐにリードを外すのはあまり望ましくはありません。広いドッグランにはたくさんのワンちゃんがいるため、初めはどんなワンちゃんでも興奮してしまいます。

リードをつけた状態で普段の散歩と同じように歩き回り、他のワンちゃんとの挨拶をさせるなどをして、ドッグラン内の環境にワンちゃんを慣らしてあげるようにして、興奮がおさまり、落ち着いた状態になってからリードを外すようにしましょう。

ドッグランの中では、おもちゃを使った遊びやおやつなどを与えたりはしないようにしてください。他のワンちゃんがおもちゃや、おやつを見て興奮してしまい喧嘩になってしまうこともあります。1度、喧嘩になってしまうと止めるのも大変になるので、喧嘩になる可能性はできるだけ減らすようにしましょうね。

ドッグランをより楽しむために、他の飼い主さんやワンちゃんにも気を配ろう!

開放的な空間であり、ワンちゃんが思いっきり遊ぶことができるドッグランですが、利用するすべてのワンちゃんが楽しむためには、きちんとマナーを守り、自分以外の人に気を配る必要があります。

ワンちゃんのストレス解消や肥満の防止にも役立つドッグランをもっと楽しむためにも、飼い主さんが初めてのドッグランに不安を抱えるのではなく、前向きに普段の生活の中からドッグランに向けて準備をしてみるのも良いと思いますよ。

飼い主さんたちとワンちゃんのドッグランが楽しく、良い思い出になりますように、今回お伝えしたことが初めてのドッグランでは役にたつことを願っています。

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