ペットとの生活
猫の気持ちは「しっぽ」と「しぐさ」でわかる!もっと猫と仲良くなる方法
もっと、猫の気持ちを知りたい!
毎日生活を共にして、幸せな気持ちをたくさんくれる愛らしいネコちゃんの気持ちがわかればいいなと思ったことが誰でもあると思います。「何を考えているのかな…何をしたいのかな…」と想像するだけで心が弾んできますよね。
でも、ネコちゃんは我々が理解できるような言葉はしゃべってくれません。その代わりに表情が豊かな鳴き声で返事をしてくれることもあります。もちろん、鳴き声だけである程度は気持ちを理解することができますが、それだけでは少し物足りないと思う飼い主さんもたくさんいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、さらにネコちゃんの気持ちを理解し、より深いコミュニケーションが取れるように鳴き声だけではなく、こんな時はこういう行動をする…など、ネコちゃんのしぐさや態度の読み解き方をお教えしたいと思います。
いろんな動きがあるんです!しっぽの気持ち!
ネコちゃんの気持ちを理解するうえで、一番重要で、飼い主さんが気になっているのがしっぽの動きだと思います。ワンちゃんはうれしいときにブンブンとしっぽを大きくふって「うれしいよ!!」としっぽ全体で気持ちを教えてくれますよね。
ネコちゃんはしっぽでの感情表現がとても上手なのです。喜怒哀楽がほぼしっぽでわかってしまうのです。嬉しい時や安心している時はゆっくりとしっぽを動かします。逆に怖がっている時や、機嫌が悪い時は素早く小刻みにしっぽを動かすのです。もちろん、例外などもありますが、これからお教えするしっぽの動きを覚えていてくだされば、基本的な気持ちは理解できると思います。
まず、一番わかりやすくて、飼い主さんなら常識といっても過言ではないしぐさから説明します。それは「しっぽをたてる」というしぐさです。これはみなさまおなじみの「うれしい!」「甘えたい!」「ご機嫌だよ!」というネコちゃんのサインですね。
なぜ、しっぽを立てるかというと、これはネコちゃんが子猫の頃、お母さんに甘えていた時の記憶が関係していると言われています。赤ちゃんネコは、自分で排泄が上手にできないので、お母さんネコがおしりをふいてくれます。その際、赤ちゃんネコはしっぽをたてていました。ご機嫌な時や、うれしくて甘えたくなると、このときの記憶や、行動がよみがえってきてしっぽをたてているのです。また、仲よくなりたい人や好きな人の前でもネコちゃんはしっぽをたてるとも言われているので、ワンちゃんのしっぽをブンブンふるサインとほぼ同じといえるでしょう。
ご機嫌ナナメなとき、ネコちゃんはしっぽを素早くパタンパタンとふります。これは、「今は機嫌が悪いから構わないでよ!」というネコちゃんのサインです。自分がしてほしくないときに撫でられたり、構われたりするとこのようにしっぽで意思表示をしてきます。この際、気づかずに撫で続けたり、構いすぎるとかまれたり引っかかれたりするので注意しましょうね。
機嫌は悪くはないけど、構われたくないときは、しっぽの真ん中から先をゆっくりパタパタと動かします。呼びかけなどには返事するけど、今は構われたくないよというサインですので、他のことでもしてネコちゃんが構ってモードになるまで待ちましょう。
ネコちゃんがしっぽを、元気なく、だらりと下げているときは、怒られたり悲しいことがあって元気をなくしたり、しょんぼりしているサインです。また、病気やケガなどで体調が悪いときなどもこのしぐさをすることがありますので、注意深く見守ってあげてくださいね。
猫は抱っこしたときも、しっぽでサインを送り続けている!
ネコちゃんを抱っこすると、とってもかわいいですよね。愛らしく、温かく、ふわふわで幸せな気分に飼い主さんはなるのではないでしょうか?もちろん、そんなときもネコちゃんはしっぽで絶えずサインを出し続けているのです。抱っこされてうれしい気持ちも、嫌だなぁという気持ちも、しっぽを見れば一目瞭然!ネコちゃんがほしいタイミングで抱っこをしたり、離してあげられるようになれば、きっとネコちゃんにモテモテになることでしょう。
抱っこした際に、しっぽをパタパタと素早く小刻みに動かしているときは要注意です。「今は抱っこされたくないなぁ」というサインですので、ゆっくりと抱っこをやめて、ネコちゃんが抱っこしてもらいたくなるまで気長に待ちましょう。
逆に、抱っこされてうれしい時はしっぽをゆっくりと動かします。もちろん、ネコちゃんは気分屋なので、いつ「抱っこをやめて!」となるかはわかりませんが、ゆっくり動かしている場合は大丈夫です。存分に撫でてあげましょう。
また、お腹を見えるようにして抱っこをした際に、しっぽが垂れ下がっていたら、それは「安心しているよ」というサインです。逆に、緊張の際や、怖がっている時は、お腹にしっぽをつけてお腹を隠すようにしますのでよく見てみましょうね。
表情豊かな猫のしぐさ!その気持ちは?
ネコちゃんは、目が大きくて表情が豊かですよね。目で、「あれをしてほしい」とか、「これはいやだよ」などと語ってきたりもします。これまでに紹介したしっぽでのしぐさと、目で語りかけてくるしぐさ以外にもネコちゃんはいろいろな感情表現をしてきます。それも一緒に覚えておけば、ネコちゃんの気持ちがより理解できるようになりますよ。
ネコちゃんは好きな人やものを見るときに、私たちのようにじっとまばたきせずに見つめたりはしません。それは、ネコちゃんの世界では威嚇行為になってしまうのです。
ゆっくりとまばたきをして目を細めたらそれは親愛のサイン!この人を好きだな、安心できるなというサインです。だから、あまり目を見つめないようにしましょう。ネコちゃんもびっくりしてしまいますからね。
同じく、見つめたときなどに、ぷいっとそっぽを向かれることもありますが、これも敵意はないよというサインです。
飼い主さんの誰もが経験している可能性が高い「ネコちゃんのほっぺたをすりすりしてくる」あの行動は、マーキングです。自分のほっぺたからフェロモンを出して、飼い主さんに「これはぼくのものだよ!」というサインを付けているのです。仲が良い人や、好きな人には良くする行為ですが、こうやって自分のフェロモンを付けて主張していると考えると、とてもかわいく感じられますよね。
いつも、のんびりと気ままに暮らしているネコちゃん。日々の生活の中でだいたいは寝ていることが多いとは思います。
寝る前やリラックスしている際に飼い主さんの近くで、お腹を見せて横になっていることがありますよね。これは「好きだし、信頼しているよ」というネコちゃんの意思表示です。お腹は内臓が詰まっている大半の動物の弱点です。ここをさらすということは十分な信頼がないとできないことなので、「とても気を許しているよ」というサイン。飼い主さんを十分に信頼しているということが伝わってきてうれしくなりますよね。
ワンちゃんですとお腹を撫でると喜ぶことはありますが、ネコちゃんはお腹を見せてきたからといって触ると、「触っていいとは言っていないよ!」というようなそぶりでお腹を隠してしまいます。頭やのどを撫でてあげましょう。きっと、ゴロゴロとのどをならして喜んでくれますよ。
普段は、こっちが構おうとすると、面倒くさそうに対応されたりしてその気ままさがとても自由でいいのですが、飼い主さんがパソコンを使ったり、何かをしているときにネコちゃんが邪魔をしてくることがありますよね。お腹に座ってきたり、キーボードの上に座ってみたり…。これはほかのことをしている飼い主さんのことが気になって、構ってほしくなったので邪魔をしてしまうのです。怒ったりせずに、優しく構ってあげると、「満足したからもういいや」とほかのことを始めたり、違う場所で眠りだしたりします。何かをしているときに邪魔されても怒らないであげてくださいね。
あなたのネコちゃんはどんなしぐさをしますか?
みなさんのネコちゃんはどんなしぐさをするでしょうか?今回、ご紹介したしぐさはネコちゃんとのコミュニケーションの中でも基本的なものですが、もしかしたらオリジナルのしぐさで、エサを要求したり、「構ってほしいよ!」と飼い主さんに訴えてくるネコちゃんもいるのではないでしょうか?ここで紹介したもの以外にも、もっとたくさんのしぐさがあると思いますよ。
日々の暮らしの中で、いろいろな表情やしぐさをみせてくれるネコちゃんたち。その1つ1つに注目してみると、今までは気づかなかったことがたくさんあるはずです。このしぐさをしているから、今はこういう気分なんだなとわかることが増えれば、まさしく、あうんの呼吸でネコちゃんとわかり合うことができ、最高のパートナーになれるかもしれませんね。
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