基礎知識

猫がお腹を見せてくれるのは何のサイン?

ネコちゃんと共に生活をしていると、飼い主さんは気まぐれに生活しているネコちゃんの姿に癒やされることが多いのではないでしょうか?

ネコちゃんが日常生活で見せるしぐさがどのような意味を持っているのかということについて、「しぐさを理解して気持ちを知りたい!」とお考えになられている飼い主さんもいらっしゃることでしょう。

ネコちゃんが生活している中で、飼い主さんにお腹を見せてくれたりすることも多く、飼い主さんは「これはどのような意味なのだろう?」と疑問をお持ちになられることも多いと思います。

ネコちゃんがお腹を見せてくれる理由は複数のものがあり、それらについて理解しておくことでネコちゃんの気持ちを更に知ることができるかもしれませんよね。

そこで、今回はネコちゃんがお腹を見せてくれる理由や、お腹を見せてくれる際の気持ち、どのように信頼関係を築くのかということについてお伝えさせていただきます。

どうして猫はお腹を見せてくれるの?

ネコちゃんなど、自然の世界で生きてきた動物たちにとって、お腹という場所は内臓がたくさん詰まった弱点であるため、他の動物にはなかなか見せることはありません。つまり、飼い主さんにネコちゃんがお腹を見せてくれている場合にネコちゃんがは「信頼しているよ!」というサインを送っていると考えても良いのです。

飼い主さんを信頼していても、ネコちゃんが安心できる環境でない限りは、この行動はなかなか見せてくれませんので、生活している環境も、飼い主さんとの生活も安心感があり、ネコちゃんにとって理想的な毎日ということでもありますので、さらにネコちゃんとの毎日を大切にしてあげるようにしましょう。

また、子猫は親猫にご飯がほしい、グルーミングをしてほしい、遊んでほしいとアピールをする際に、お腹を見せています。そのため、子猫のうちから飼い主さんと生活を共にしているネコちゃんは、飼い主さんのことを親のように思っていることも多いため、甘える行動としてお腹を見せてくることが多くなります。その際には、きちんとスキンシップを取るなどして、しっかりネコちゃんとコミュニケーションを取る様にしましょう。

飼い主さんに「遊んでほしいな」というアピールをするためにお腹を見せてくるということもあります。そのような場合には、お腹を見せるのと同時にしっぽや身体をくねらせているのが特徴と言っても良いでしょう。

このアピールをしてきた際にはできるだけ遊んであげると、ネコちゃんのストレス解消にも役立ちますし、ネコちゃんと飼い主さんの信頼関係を深めることもできます。それに加えて、ネコちゃんに運動をさせることができますので、肥満の予防にも役立つことでしょう。

身体の疲れを癒やすなどのリラックスをする際に、お腹を見せて寝ているというネコちゃんもいます。そのような時に飼い主さんがちょっかいなどを出してしまいますと、ネコちゃんのリラックスの邪魔をしてしまいますので、静かに見守ってあげてくださいね。

その他にも、嫌なことがあったり、悲しいことがあった際などに気分転換の方法としてお腹を見せて伸びたりするということもあります。気分転換のために仰向けで寝ていると考えていただければわかりやすいのではないでしょうか?

この行動は短時間で済むものですので、撫でたり声をかけたり、ネコちゃんの気分転換の邪魔になりそうなことはせずに、気分転換が済むまで放っておくのが良いと思いますよ。

ネコちゃんがお腹を見せてくれているのは、ほとんどの場合で飼い主さんへの信頼や甘えが現れているため、飼い主さんにとっては嬉しいことですよね。注意しなければいけないことは、リラックスしている際や気分転換している際に、ネコちゃんにちょっかいを出さないようにするということです。

些細な事から、信頼関係が壊れてしまうこともあるかもしれませんので、ネコちゃんにとってストレスになりそうなことはなるべく避けるようにしてくださいね。

お腹を見せてくれるのに、お腹を触ると嫌がるのはなぜなの?

ネコちゃんがお腹を見せてくれるのは、飼い主さんのことを信頼しているというサインであるということについてはお伝えさせていただきましたが、「お腹を見せてくるのでお腹を触ってみたら嫌がる。」という体験をしたことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか?

飼い主さんは、「お腹を見せてくれるのだから触っても良いのではないの?」という疑問をお持ちになられていることだと思いますが、実は、お腹を見せてくれているからといってネコちゃんはお腹を触ることを許してくれているというわけではないのです。

お腹を触られるのが好きな子もいれば、お腹を触られるのが嫌いな子もいます。そのような時に注意してみていただきたいことはネコちゃんがどのような表情をしているかということです。

お腹を触られるのが好きな子ですと、お腹を撫でられている時に目を細めて気持ちよさそうな表情をしていることが多いと思います。そのような場合にはネコちゃんの表情に注意しながらお腹を撫でてあげるようにしてあげましょう。少しでも嫌そうな表情になっているようでしたら、お腹を触るのではなく、頭やのど、背中などのネコちゃんが触れると気持ち良い場所を触ってあげるようにするのが良いと思いますよ。

お腹を触られるのが、嫌いな子の場合にはお腹を無理に触るようなことはせずに、頭や背中などを触ってあげてスキンシップを取るようにするのが良いと思いますよ。

ネコちゃんは気ままな生き物ですので、その時の気分や状況でなでられることが嫌になったり、放っておいてほしかったりと飼い主さんでも予測できないことばかりです。大事なことはネコちゃんが嫌なことはしないようにするということで、それに気をつけていればネコちゃんとの信頼関係が崩れることはまずないと思いますよ。

猫がお腹を見せてくれるような信頼関係をきちんと築くために必要なことは?

ネコちゃんが、お腹を見せてくれるということは信頼関係の表れであり、飼い主さんのことを親の様に慕ってくれているというサインです。

飼い主さんが、ネコちゃんと信頼関係を築く上で忘れてはいけないことはいくつかありますが、日々の生活の中からできるものばかりですので、ここではそれらについてお伝えさせていただきます。

ネコちゃんが信頼できる相手は、「ネコちゃんの世話をきちんとしてくれる人」と言っても良いでしょう。

エサをきちんとネコちゃんに与える、ネコちゃんのトイレをきちんと掃除するようにする、ブラッシングなどを行なうようにするとネコちゃんは、「この人は信頼できる相手なのだな」と考えてくれるようになるでしょう。

それ以外にも、ネコちゃんとの遊びやスキンシップなども忘れないようにすることも大切なことです。

ネコちゃんは気ままな生き物で、自分の気分が乗らない時などには飼い主さんが遊ぼうとしても反応してくれなかったりしますが、ネコちゃんが遊びたい時やかまってほしいときなどには必ず飼い主さんにアピールをしてきます。それを見逃さないようにして、ネコちゃんが「かまってほしい、遊んでほしい」と考えている際にはきちんと遊ぶ、スキンシップを取るなどしてあげるようにしてくださいね。

ネコちゃんとの生活の中で、ネコちゃんのペースに合わせて、生活やコミュニケーションを取る様にすれば、必ずネコちゃんは飼い主さんのことを信頼してくれることでしょう。

飼い主さんのペースにネコちゃんを合わせるのではなく、ネコちゃんのペースに飼い主さんを合わせるようにするということに注意すれば、きっとネコちゃんとの強い信頼関係を築けると思いますよ。

ネコちゃんとの毎日の中では、言葉が通じませんので表情や仕草などからネコちゃんの気持ちを推測することが多くなります。そのような時に飼い主さんが様々な知識を持っていれば、今以上にネコちゃんの気持ちをわかってあげられる様になるかもしれませんよね。

今回お伝えさせていただきましたネコちゃんがお腹を見せる時の気持ちが、飼い主さんとネコちゃんの信頼関係を更に深めるお手伝いになりますことを願っています。

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