基礎知識
犬はストレスを感じる?犬のストレスの原因と溜まったサイン、対処法
ワンちゃんとの生活は飼い主さんにとってかけがえのないもので、たくさんの楽しいことや嬉しいことがありますよね。毎日の忙しさから感じるストレスをワンちゃんに癒やしてもらっているという飼い主さんも多いのではないかと思います。
そのように飼い主さんの疲れやストレスを癒やしてくれるワンちゃんたちも実はストレスを感じているのです。
飼い主さんが気になることといえば、ワンちゃんがどのような場合にストレスを感じているのか、ストレスが溜まっている時にどのような行動をするのかということではないでしょう。
ワンちゃんのストレスが溜まる原因や、どのような行動が見られるかということについて飼い主さんが理解しておけばワンちゃんの生活を更に素晴らしいものにしてあげられますよね。
そこで、今回は飼い主さんがワンちゃんのストレスにすぐに気づくことができるように、ワンちゃんのストレスが溜まる原因や、どのような行動がみられるか、どのような対策を取れば良いのかということについてお伝えさせていただきます。
犬のストレスが溜まってしまう原因は何なの?
ワンちゃんには様々なストレスになってしまう要因があり、それらについてきちんと把握しておくことが重要です。ここでは、いくつかあるワンちゃんのストレスの原因についてお伝えさせていただきます。
ワンちゃんは、本来は集団生活を営む生き物でありますので、飼い主さんと居られないことが大きなストレスになってしまうのです。長時間のお留守番などをワンちゃんにさせているという場合には、飼い主さんが思っているよりもストレスがかかっている可能性もありますので、注意しましょう。
留守番が長い場合などは、なるべく留守番をさせないようにする、帰宅したらワンちゃんと遊んだり、スキンシップを取る時間をしっかりと取るということも重要です。これらが十分に行われていない場合にも、ワンちゃんはストレスを溜め込んでしまいますので、忙しい毎日の中でも、遊んだり、スキンシップを取ってしっかりとコミュニケーションを取るようにしてくださいね。
散歩などの運動が十分に足りていないということもワンちゃんのストレスの1つと言っても良いでしょう。犬種によって必要になる運動量は異なりますが、朝と晩はきちんと散歩に連れて行き、休日にはドッグランなどに連れて行くなどしてワンちゃんに十分な運動をさせてあげるようにしましょう。十分な運動をさせることで、運動不足のストレスを解消することもできますし、肥満になってしまう可能性も減少させることができますので、できるだけワンちゃんに運動をさせてあげてくださいね。
ワンちゃんの飼育されている環境がストレスになってしまっているということもあります。温度が寒すぎたり、暑すぎたりすることもワンちゃんにとってはストレスになりますし、低体温症や熱中症になってしまうかもしれない危険性があるのです。
引っ越しなどを繰り返している場合にはワンちゃんの飼育環境が大きく変わってしまうため、新しい環境に慣れるまでの間に、多大なストレスが溜まっていることが考えられるのです。引っ越しなどを考えている際にはワンちゃんが新しい環境に慣れるまでの間、きちんとケアをしてあげられるかということについてもしっかりと考えるようにしてあげてくださいね。
また、新しいワンちゃんや子どもが家族の一員になった時にワンちゃんは嫉妬からストレスを感じてしまうこともあります。その他にも、ワンちゃんにとって見知らぬ人が自分のテリトリーである家に入ってくるのもストレスになってしまうことがあるのです。
去勢、避妊手術をしていない場合には、発情期に繁殖行動ができないということもストレスの原因になります。この繁殖ができないというストレスは大きく、去勢、避妊手術をきちんとすることでワンちゃんの寿命がしてない場合と比較すると伸びますので、繁殖を考えていないという場合にはできるだけ手術を行ったほうが良いでしょう。
このようにワンちゃんがストレスを感じる要因はいくつかあるため、それらをなるべくへらしてあげるよう飼い主さんがする必要があるのです。
犬がストレスを溜めた時にする行動について教えて!
ワンちゃんがストレスを感じてしまうかもしれない原因についてお伝えさせていただきましたが、ストレスが溜まった時にワンちゃんが出すサインがあります。
それらについて飼い主さんがきちんと理解していれば、ストレスの原因になるものをすぐに取り除いて上げることができるのです。
ここでは、ワンちゃんがストレスを感じた時に見られる行動についてお伝えさせていただきます。
ワンちゃんがストレスを感じた際に見られる行動の中で代表的なもので、飼い主さんがご存知のサインといえば、ワンちゃんが自分のしっぽをクルクルと追い回すテイルチェイシングと呼ばれるものではないかと思います。
ワンちゃんが子犬のときにこの行動が見られる場合には遊びの一環で行っていることが多いのですが、成犬になってからもこの行動が見られる場合はストレスを感じているというサインですので、ワンちゃんのストレスの原因になっている可能性があるものを無くすようにしましょう。
また、このテイルチェイシングはストレスのサイン以外にもてんかん発作の1つとして考えられることもありますので、注意して観察するようにしてくださいね。
ワンちゃんが遠吠えをしている場合にもストレスが溜まっているというサインである場合もあります。これは大声を出すことで感じているストレスを軽減させているのですが、人間でいう貧乏ゆすりや爪を噛むという行動のようにクセになってしまっている、寂しくて遠吠えをしているという可能性もあるのです。
どの場合にも、ワンちゃんは結果的にはストレスなどを感じてしまっているので遠吠えをしているので、それらの原因についてよく考えるようにすると良いでしょう。
身体の一部をずっと舐め続けているという場合にもワンちゃんがストレスを感じている可能性があります。ストレスを軽減するために同じ場所を舐め続けるのですが、そのせいで毛が抜け落ちる、炎症を起こしてしまうという症状を引き起こすこともありますので、注意が必要です。
ケガをしてるわけでも、汚れているわけでもないのに身体の一部をワンちゃんが舐め続けている場合には、すぐにやめさせると同時にストレスの原因になってしまっているものについてきちんと対処するようにしてくださいね。
犬のストレスを軽減するために飼い主さんができること
ワンちゃんのストレスサインをきちんと見抜けば、ワンちゃんのストレスになってしまっている原因を取り除くことや、感じているストレスを軽減することができるのです。
そのために、飼い主さんには覚えて置いていただきたいことがいくつかありますので、ここではストレスを軽減するために飼い主さんができることについてお伝えさせていただきます。
ワンちゃんがストレスを感じている場合には、原因になるものがはっきりと分かる際には、それらを取り除いてあげることが一番良いのですが、はっきりとわからないことのほうが多いのではないかと思います。
そこで、ストレスになる原因が明らかになっていない場合には、ワンちゃんのストレスを軽減させてあげる事のほうが効果的でしょう。
ストレスをけいげんさせるために必要になる行動は、撫でる、遊ぶなどのスキンシップをすることや、きちんと毎日散歩をするという飼い主さんが継続してできることが最も効果的ではないかと思います。
それらの他にも、ガムなどのおやつをあげる、普段よりも良いエサを上げるというのもストレスを軽減させる上で役に立つでしょう。
毎日の生活の中から、犬の様子に注目してください
ストレスというものは、気づかない間に溜まってしまうもので、気がついた時には爆発寸前ということが多いのではないかと思います。人間ですと、言葉に出してストレスの原因を伝えたり、ストレスを軽減することができるかもしれませんが、ワンちゃんにはそれができません。
飼い主さんがワンちゃんのストレスにきちんと気づき、それらについての対策をすることが毎日の生活の中で大切なことなのです。
今回、お伝えさせていただいた情報が、飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにするお手伝いになれば幸いです。
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